弥栄会館(南西から筆者撮影2019年6月)
帝国ホテル(東京)は、京都市東山区祇園の弥栄会館(国登録有形文化財)の南西壁面を残し、本棟と北棟を新築し、約50室の高級ホテルを開業する。
2021年6月に着工し、2025年10月の完成を目指す。
現在の弥栄会館の高さは約30mで新築する本棟もほぼ同じとする計画。ただし京都市の高さ規制は12mなので、特例の許可を求める方針。
場所は京都市東山区祇園の花見小路に面し、祇園甲部歌舞練場の北側。
帝国ホテルが「八坂女紅場学園」から賃貸し建設すると思われる。
なお、帝国ホテルが東京以外に進出するのは、上高地帝国ホテル(長野)、帝国ホテル大阪に次ぎ3店舗目となる。
京都・祇園進出の帝国ホテル概要判明 弥栄会館外観引き継ぐ 25年完成へ – 毎日新聞 https://t.co/yMeZhspsHw
— 関西散歩ブログ (@KansaiSanpo) December 7, 2020
帝国ホテル 京都祇園の「弥栄会館」壁面保存・新築計画概要
名称 | 帝国ホテル 京都祇園の「弥栄会館」壁面保存・新築計画 |
所在地 | 京都市東山区祇園町南側570-2 |
延床面積 | 約11,000㎡ |
客室数 | 約50室(本棟3階~7階・北棟1階~2階) |
付帯施設 | レストラン・フィットネス・スパ |
棟数 | 2棟(本棟・北棟) |
階数 | (本棟 地上7階・地下2階) /(北棟 地上2階・地下1階) |
高さ | 約30m |
着工 | 2021年6月 |
竣工 | 2025年10月 |
地図
花見小路側(西側)から撮影(2019年6月)

名称 | 弥栄会館(やさかかいかん) |
所在地 | 京都市東山区祇園町南側570-2 |
階数 | 地上5階・地下1階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 1,272㎡ |
設計 | 木村得三郎 |
施工 | 大林組 |
竣工 | 1936年 |
2019年10月、帝国ホテルはホテル開業について所有者「八坂女紅場学園」と基本合意した。
当時の報道では、建物を改修し約70室の高級ホテルとして2022年春に開業する予定だったが、変更されたようだ。
花見小路(2019年6月)
花見小路は、歩行者と車両が混在し、危険な感じがする。