出典 京都市「ルート7大環状線(青色)」
(この記事は、個人ブロガーの単なる提案です)
京都市では観光客の増加により渋滞が激しくなっており、京都市バスも観光客が多く3台~4台も待たないと乗車できないときもある。
これは、京都のみならず、関西、ひいては日本全体にとってもデメリットだ。
京都市は混雑解消のため次世代路面電車(LRT)の導入を検討している。
その中の「ルート7大環状線」は、東大路通~北大路通~西大路通~九条通を通る環状ルートだ。
この「ルート7大環状線」を地下鉄で建設すると、京都の主要な観光地へのアクセスが劇的に改善される。
道路 | 観光地 | 路線長 |
東大路通(南線) | 東福寺・三十三間堂・京都国立博物館・智積院・清水寺・八坂神社・東山駅 | 3.5km |
東大路通(北線) | 平安神宮・銀閣寺 | 3.5km |
北大路通 | 下賀茂神社 | 4.7km |
西大路通 | 北野天満宮・金閣寺 | 7.1km |
九条通 | 東寺 | 3.4km |
合計 | 22.2km |
段階的整備案
JR東福寺駅~京都市営地下鉄「東山駅」までの3.5kmには、世界遺産の寺院などが数多くある。
まずは、東大路通(南線)の3.5kmを建設してはどうか?
一般的に地下鉄の建設費は1km当たり400億円なので、東大路通(南線)の3.5kmの建設費は1,400億円、全線22kmは8,800億円で建設できる。
JR整備案
京都市は財政悪化しており、京都市営地下鉄として敷設することは困難だと思う。
また、京都へは関西圏・中部圏・関東圏など広域から観光客が来るので、JR線として建設する方が利便性は高いと思う。
政府は2021年版観光白書で2030年の訪日外国人客年間6000万人を目標にしている。そのためにも、京都環状鉄道は国家事業として建設すべきだ。
スケジュール
東大路通(南線)の3.5kmを10年かけて建設すると1年間の建設費140億円(総額1,400億円)で足りる。政府としても年間140億円は予備費から出すことも十分可能な金額だ。
「ルート7大環状線」の全長約22kmで建設期間は、東大路通(南線+北線)20年、北大路通10年、西大路通20年、九条通10年の合計60年になる。
794年の平安京遷都から1300年後は2094年であり、2030年頃に着工できれば工期60年で2090年頃に完成する。