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2027年リニア名古屋開通、関西はどうする?

2018/10/23

2027年の東京(品川)~名古屋間のリニア(所要時間40分)が開業する予定となっている。

しかし今のところ関西では「リニア」対策が全くされていない。大阪市や大阪府も「万博誘致」に必死になっている。

たった半年しか開催しない「万博」の誘致なんてしている場合ではない。

すでに、2027年のリニア名古屋開業に向けて、大きな変化が起ころうとしている。

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名古屋の方が地価が高くなった

2017年9月19日、国土交通省が発表した基準地価によると、大阪府の最高価格は1,460万円(1平米)だが、名古屋の最高価格は1,500万円(1平米)と逆転された。

逆転の原因は、2つある。

1 2027年のリニア新幹線の名古屋開業を見込んで地価が上昇している。

2 名古屋の商業地の中心が栄地区から名古屋駅周辺へ移動している。

今後も、2027年のリニア開通まで名古屋駅周辺への投資が増加し、名古屋の地価が上昇する可能性がある。

 

リニア名古屋開通後の「飛行機」と「リニア」の予想所要時間(東京~大阪)

12:00に品川駅を出発する場合

時刻 リニア+新幹線 飛行機
12:00 山手線品川駅 山手線品川駅
12:05 京急品川駅
12:15 リニア品川駅乗車
12:21 京急羽田空港駅
12:55 名古屋駅到着
13:00 飛行機搭乗(羽田空港)
13:05 新幹線(名古屋乗り換え乗車)
14:00 新幹線(新大阪駅到着) 飛行機到着(伊丹空港)
14:10 JR大阪駅
14:15 阪急伊丹空港駅/リムジンバス乗車
14:30 阪急梅田駅到着(伊丹空港線完成時)
14:45 大阪駅到着(リムジンバス)

乗り換え時間を含めると、

・リニア(品川駅~大阪駅)2時間10分(手荷物検査無し)

・飛行機+空港バス    2時間45分

「リニア」の方が「飛行機」より35分速い。

 

リニア営業線で手荷物検査場が設置されるかどうかは不明だが、リニア山梨実験線では、手荷物検査場がある。そこでリニアに手荷物検査が実施された場合の所要時間を試算する。

・リニア(品川駅~大阪駅)2時間25分(手荷物検査有り)

もし、リニア営業線でも手荷物検査場が設置されると、リニアの所要時間は15分程度長くなり、「2時間25分」となる。

 

また、「阪急伊丹空港線」が完成した場合を試算する。

・飛行機+阪急伊丹空港線 2時間30分

となり、「リニア」(手荷物検査有り)2時間25分に対して「飛行機」は2時間30分とほとんど同じ所要時間となる。

 

リニア名古屋開通は成功するのか?

リニア新幹線の座席数は1,000席で新幹線の1,323席よりも少ない。また、品川駅や名古屋駅の地下ホームへの乗り換えに時間がかかる。

さらに、東京と名古屋が40分で結ばれることから、逆にストロー効果で名古屋支社を名古屋出張所に格下げする可能性もある。

結局、リニア開通で名古屋が発展するとは限らない。

しかし、関西 としてはなんらかの対策をする必要がある。

 

関西の対策は?

2027年のリニア名古屋開通まで10年だが、関西では、神戸と大阪の対立、京都と奈良の対立などで、全く対策がされていない。

大阪府は半年間しか開催しない大阪万博を開催する場合か?

 

阪急伊丹空港線の可能性

リニアに対抗するには、阪急伊丹空港線を開通させて、羽田~伊丹の空路の所要時間を短縮することが考えられる。

阪急伊丹空港線の建設費は1,000億円かかるが、所要時間は30分から15分になるだけで時短効果は15分しかない。

費用対効果が高いとは言えない。

しかし、東京~名古屋のリニア建設費5兆5000億円に対抗するために、阪急伊丹空港線の建設費1,000億円もやむを得ない。

さらに、リニア新幹線が2037年に新大阪まで延伸されれば、羽田~伊丹の飛行機利用者が大幅に減少する可能性がある。

その場合でも阪急伊丹空港線をJR伊丹駅、阪急伊丹駅まで延伸することで通勤利用者の取り込みもできる。

また、伊丹空港が廃港された場合でもすぐに再開発できるというメリットがある。

したがって、2027年~2037年の10年間の空港アクセス鉄道だとしても阪急伊丹空港線を建設する価値は十分にある。

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