ルクアの売上高761億円(年間)
大阪駅の大型商業施設ルクア+ルクアイーレの合計の売上高は761億円となった。(2015/4~2016/3)
ルクアイーレの開業前のJR大阪三越伊勢丹の売上は305億円(2013年度)、ルクアは346億円(2014年度)で、合計651億円だった。
これに対して、ルクア+ルクアイーレの合計売上高は761億円なので+110億円の増加となる。
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グランフロント大阪の売上は444億円(年間)
隣接するグランフロント大阪の2年目の売上は444億円だったので、ルクアとグランフロント大阪で1205億円の売上になる。
大阪駅周辺のデパートへの影響は?
大阪駅周辺の阪急百貨店梅田本店や大丸梅田、阪神百貨店梅田などのデパートの売上は減少していない。
神戸のデパート売上が減少している
神戸三宮駅前のデパート「そごう神戸店」はピーク時売上1000億円を超えていたが、今では470億円まで減少している。
まとめ
大阪梅田はオーバーストアが懸念されていたが、一番影響を受けたのは神戸のデパートだったようだ。
大阪駅と神戸市内のデパートは距離的にかなり離れているので競合関係にないように思える。しかし、大阪駅、神戸市内のデパートの顧客は、大阪と神戸の中間、西宮芦屋などの阪神地区に住んでいる。
したがって、阪神間の住民にとっては大阪に行くにも神戸にいくのも電車で20分程度と同じなので、大阪駅の商業施設と神戸市内のデパートは競合関係にあると予想される。
今後の展開
現在、阪神百貨店梅田本店は建替え工事中で2018年にも一部開業する。さらに大阪中央郵便局の建替え、うめきた2期と大阪の再開発計画は続くので、大阪駅周辺の商業施設の集積度はさらに高まると予想される。
その一方、神戸市内のデパート・商業施設の再開発案件は少ないので、神戸市内の商業売上が減少すると予想される。