2018年7月、大阪の「たこ焼き屋」が3年間で売上5億円で、1億3000万円を脱税したニュースがあった。
「粉もん」でそれだけ儲かるものだと思ったが、訪日外国人は年間1,000万人を超え過去最高となっている。
大阪市内はホテルやタワーマンションを中心に建設ラッシュが続いている。
大阪に住んでいると気づかないが、「大阪」がブランド化しつつあるかもしれない。
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大阪のブランド戦略
東京マスコミが発信する「大阪のイメージ」は通天閣(新世界)や道頓堀ばかりだ。
もちろん、それらも大阪の一つではあるが、そればかりが注目されるのはどうかと思う。
例えば、中之島公園やグランフロン大阪(うめきた)は全国的には、大阪のイメージとは結び付かない。
しかし、最近は外資系企業や大阪資本以外の「静岡」「神奈川」「福岡」「沖縄」などのホテルチェーンが大阪に進出してきている。
日本各地の企業が大阪に進出するということは、テレビで見る「大阪」ではなく、実際に「大阪」を体験する人が増加することを意味する。
それはやがて、大阪のイメージの変化につながるかもしれない。
ブログで実験してみた
当ブログのキャッチフレーズを「関西の再開発」⇒「大阪・関西の再開発」にしてみた。
変更して3週間で、アクセス数が大幅に増加した。
「人間の意識」を変えるには何年、何十年もかかる。
しかし、ネットはリアルタイムで情報を書き換えるので、ネットから「変化」が始まると思う。
「大阪に対するイメージ」の変化はネットで始まったばかりだが、数年後には、リアルでも「人間の意識」が変化するかもしれない。
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神戸のブランド戦略
神戸の風景(阪急神戸三宮駅の北側)
JR三ノ宮駅の南側
これで、「おしゃれな神戸」というイメージを作り上げたのだから、神戸人って特殊な才能があるようだ。
テレビ番組で、神戸人は毎日「ケーキ」を食べると放送していた。最近のショートケーキは1ピース700円くらいする。
3人家族なら3つで毎日2,100円かかる。1ヵ月で約6万円、1年なら約72万円もケーキを買うことになる。
しかし、総務省の家計調査(2014年~2016年の平均)によると、菓子類の購入額は全国平均は年間82,209円だが、神戸市は79,336円と平均以下で全国37位となっている。
総務省の家計調査(2014年~2016年の平均)菓子類の年間購入額
順位 | 都市名 | 年間購入金額 |
1位 | 金沢市 | 101,204円 |
2位 | 山形市 | 94,527円 |
3位 | 福島市 | 92,253円 |
4位 | 奈良市 | 91,048円 |
5位 | 川崎市 | 90,958円 |
6位 | 横浜市 | 89,953円 |
7位 | 京都市 | 89,925円 |
8位 | 名古屋市 | 89,855円 |
9位 | 東京都区部 | 89,303円 |
10位 | 仙台市 | 88,965円 |
37位 | 神戸市 | 79,336円 |
テレビ番組の想定なら神戸人の年間のケーキ購入額は72万円だが、総務省のデータによると、神戸人の「菓子類」購入額は約8万円でしかない。
テレビ番組を信じるか、「総務省の家計調査」を信じるかはあなた次第です。
しかし、このテレビ番組って餃子については「総務省の家計調査」を引用しているのに、神戸のケーキ(菓子類購入額)については、「総務省の家計調査」を引用していないのが不可解。
おしゃれな神戸の中心「三宮」の街並みをアップにしてみました