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大阪メトロ、「空飛ぶクルマ」開発会社「スカイドライブ」に出資・業務提携 2028年大阪メトロ「森之宮新駅ビル」に発着場を整備

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2024年8月26日、大阪メトロは、空飛ぶクルマを開発している株式会社スカイドライブへの出資・業務提携を発表した。

2028年に開業予定の大阪メトロ「森之宮新駅ビル」に発着場を整備し、遊覧飛行を開始する想定する。将来的には複数地点間の商業輸送を視野に入れる。

スカイドライブは、2025年の大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」の商用運航を目指していたが断念し、乗客を乗せないデモ飛行を計画している。

 

コメント
スカイドライブは、3人乗りの「SD-05型」を開発しており、2028年に「遊覧飛行」をする機体と予想される。
遊覧飛行
SD-05型の航続距離は15kmで飛行時間は7分とされる。
商用運航するには性能が低く、遊覧飛行になると思う。
フル充電に30分~1時間かかるので、1時間に1回しか運航できない。
午前6時から午後10時までの16時間運航するとして、1日16回しか運航できない。
SD-05型の価格は2億円とされており、5年(1,825日)使用する場合、1日当たり約11万円になる。
機材費は1運航当たり約7,000円になる。その他はパイロットの人件費、補修経費を含めると1運航当たりのコストは2万円になると思う。
一方で、SD-05型の航続距離は15kmなので、2拠点間を商用運航する場合、安全性を考慮すると最大移動距離は5kmになると思う。
移動距離5kmで2分間の飛行に2万円を出す利用者は少ないと思う。
したがって、遊覧飛行しか使い道がない。
発着場予定地の森之宮は大阪城に近く遊覧飛行に適している。
また、「空飛ぶクルマ」は河川の上空を飛行すると予想されるが、森之宮新駅は北側に河川があり、中之島を経由して大阪湾まで行けるメリットもある。
遊覧飛行は、1台(2名)で1万円~2万円か?
当ブログの試算では、1運航当たりのコストは2万円で、利益を出すには運賃は2.5万円以上になると思う。
遊覧飛行についても利益を出すのはかなり難しいので、赤字価格の1フライト(2名)で5分間1万円程度になるのではないか?
商業運航するには、少なくとも航続距離は100kmは必要だと思う。
但し、機内のエアコンも必要になると思うので、実際の航続距離は50km~70kmになるかもれない。
SD-05型の航続距離は15kmなので、商用運航はできないと思う。
商業運航用には、新機種を開発する必要があると思う。
商業運航には、ADS-B(航空機の位置と高度を発信する機器)を搭載すると思うので、電力消費量が多くなり、さらに航続距離は短くなる。
現時点で、この問題を解決できる方策はなく、商用運航はかなり難しい。
堺市の世界遺産「仁徳天皇陵古墳」の遊覧飛行?
堺市の世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の「仁徳天皇陵古墳」の遊覧飛行にも利用できるのではないか?
SKYDRIVE(SD-05型)
SKYDRIVE(SD-05型)のイメージ図

現地のパネル(変更の可能性あり)

機体名 SD-05型
乗員 3名(操縦士1名+乗客3名)
サイズ 全長12.5m、全幅12.5m、全高3m(プロペラを含む)
燃料 バッテリー(電動)
重量 1,400kg
ローター数 12基
ローター方式 2重反転式
有人試験飛行 2025年の大阪・関西万博でのお披露目を目指す
最高速度 100km/h(対気速度)
飛行時間 7分
飛行高度 高度500m以下(当ブログ予想)
航続距離 約15km
充電時間 30分未満を目指す(30分~1時間)
航空機用内装 ジャムコ
機体素材(カーボン) 東レ・カーボンマジック
バッテリーシステム Electric Power Systems

(出典 スカイドライブ社)

(出典 スカイドライブ社)
株式会社SkyDrive 概要
名称 株式会社SkyDrive
設立 2018年7月
代表者 代表取締役CEO 福澤 知浩
URL https://skydrive2020.com/
事業内容
  • 空飛ぶクルマと物流ドローンの開発・製造・販売・運航サービス
  • 物流ドローンの開発・製造・運用サービス・コンサルティング
所在地 豊田本社
愛知県豊田市挙母町 2丁目1番地1号名古屋空港オフィス
愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F東京オフィス
東京都港区港南2丁目16番地1号 品川イーストワンタワー7F SPACES品川内
系列など トヨタ自動車出身の技術者らが設立
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