ニュース 話題

パナソニック、門真から東京への意外な社内事情

2017/09/22

「大阪は企業経営がしにくいから東京に行く」「門真では限界」とパナソニック社内カンパニー社長が発言した。

その時は、よくある大阪から東京への本社移転だろうと思っていた。

しかし、大阪ビジネスパーク(OBP)の読売テレビが新社屋を建設し、現在のテレビ局社屋をそのまま「パナソニック」が一棟借りすると聞いて違和感があった。

それは、テレビ局のような大きなスタジオは一般的なオフィスとしては使いにくいからだ。

そこで、いろいろ調べると、2017年4月にパナソニックの社内体制が大きく変わり、4つの社内カンパニーに分社化されたことが分かった。

 

4つの社内カンパニー

  • コネクティッドソリューションズ社(CNS)
  • アプライアンス社(AP)
  • エコソリューションズ社(ES)
  • オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(AIS)

従来のメーカー事業部と言えば、「テレビ事業部」など分かりやすい名前だった、もはや名前からは何をやっているかわからない。

 

コネクティッドソリューションズ社(CNS)の事業

  • 航空    航空機シートの液晶テレビ、衛星通信
  • 製造    製造業の自動化・省人化
  • エンターテイメント テーマパーク、スタジアム、放送局向け製造音響機器
  • 流通    外食産業のタッチパネル式注文、決済システム
  • 物流    荷物の追跡システム
  • パブリック ネットワークカメラなどのセキュリティー

スポンサーリンク


まとめ

従来のパナソニックの事業は「テレビを製造して消費者に販売する」というB2C(ビジエンス・トゥ・コンシューマー)だった。

しかし、現在ではB2B(ビジネス・トゥ・ビジネス)も主力事業になっているようだ。

B2Bの顧客が東京に集中しているから、東京に本社を移転するのは当然のことだ。

東京の顧客に「試作品を見せるので大阪・門真まで来てください」ではB2Bのビジネスは成り立たない。

 

読売テレビ社屋をパナソニックが一棟借り

読売テレビは2019年に新社屋を竣工させ、現テレビ局社屋をパナソニック・コネクティッドソリューションズ社(CNS)が一棟借りする。

コネクティッドソリューションズ社(CNS)は放送局、テーマパーク向けの放送・映像機器を販売しており、テレビ局のスタジオなどの設備をそのままショールームや試験に使えるので非常に都合がいい。

 

コネクティッドソリューションズ社社長樋口泰行氏の経歴

  • 1957年 兵庫県生まれ
  • 1976年 奈良高校卒業
  • 1980年 大阪大学工学部卒業
  • 1991年 ハーバード大学MBA取得
  • 1992年 ボストンコンサルティング入社
  • 1994年 アップルコンピューター入社
  • 1997年 コンパックコンピューター入社
  • 2005年 ダイエー社長
  • 2007年 マイクロソフト日本法人代表執行役
  • 2017年 パナソニック・コネクティッドソリューションズ社長

メーカーの技術者に留まらずダイエー社長という顧客側も経験している。B2B社内カンパニーの社長として適任だと思う。

スポンサーリンク



-ニュース 話題

error: Content is protected !!