出典 国土交通省
滑走路端安全区域(RESA:runway end safety area)とは、航空機が空港で離着陸時にオーバーランするなどした際、大事故を防ぐために設定された着陸帯の両端に設けられる区域のこと。
国際基準(ICAO)が40m以上から90m以上(標準は240m以上)に変更されたため、日本国内の基準も平成25年(2013年)に90m以上に改定された。
しかし、日本の空港は旧基準の40mで整備されており、7割以上が新基準(90m以上)を満たしていない。
国土交通省は、令和8年度(2026年度)までに全ての空港で新基準を満たすRESAを確保する方針。
神戸空港についても、西側の滑走路端安全区域(RESA)が国の基準(90m以上)を満たしておらず、何らかの対策が必要になると予想される。
対策案
- 滑走路の短縮
- 神戸空港を西側に50m以上拡張する (改修費数百億円か?)
- アレスティングシステムの導入 (30億円以上)
(当ブログの解釈では、2026年度末の2027年3月末までに新基準を満たすRESAを確保しなければならないと思う。)
神戸空港の滑走路端安全区域(RESA)対策の費用は30億円~数百億円かかると予想される。
アレスティングシステム
出典 東京都大田区
未舗装の現在の滑走路端安全区域(RESA)を舗装し発泡ガラス材を敷き均し、繊維で強化した低強度のコンクリート材料で被覆し、航空機が進入した際、この構造体が壊れ抵抗になることにより航空機を減速させる。
出典 国土交通省