2023年11月(南西から撮影)
創価学会は、大阪市都島区の「旧・太閤園跡地」に「創価学会関西池田記念大講堂」を2026年12月に竣工する予定。
建物の規模は、地上4階建・延床面積約24,500㎡で、設計は日建設計、施工は大林・竹中・淺沼・藤木建設JVが担当する。
2023年11月(西から撮影)講堂建設予定地
但し、「旧・太閤園」全体の敷地面積は約26,000㎡だが、「創価学会関西池田記念大講堂」の敷地面積はその一部約14,700㎡となる。
残りの敷地面積11,000㎡については、保存再整備エリアとし「淀川邸・日本庭園」は保存される見通し。
2023年11月(北西から撮影)講堂建設予定地
地図
施設名 | 創価学会関西池田記念大講堂 |
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所在地 | 大阪市都島区網島町1-11、他8筆 |
敷地面積 | 14,732㎡ |
建築面積 | 9,800㎡ |
延床面積 | 24,500㎡ |
容積対象面積 | 21,600㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造 |
高さ | 26m |
階数 | 地上4階・地下1階・塔屋1階 |
建築主 | 創価学会 |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林・竹中・淺沼・藤木建設JV |
着工 | 2024年8月1日 |
竣工 | 2026年12月25日 |
アクセス | JR東西線「大阪城北詰駅」徒歩約1分
京阪「京橋駅」徒歩7分 |
建築計画のお知らせ
立面図
配置図
2023年3月(南から撮影)
聖教新聞によると、創価学会は、大阪市の旧・太閤園跡地に「関西池田記念大講堂」を2026年秋に完成させる。
藤田観光(東京)は、保有する太閤園の土地等(太閤園:宴会場、レストラン、ゲストハウス桜苑)を2021年3月末に譲渡し、2021年6月30日をもって、太閤園、桜苑およびオペラ・ドメーヌ高麗橋の営業を終了した。
創価学会(東京都新宿区)は、2021年3月22日付で太閤園(大阪市都島区)の土地と建物を取得した。
創価学会は、太閤園跡地に「講堂」を建設する計画と報道されている。
参照 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASP57513BP57PLFA005.html
2023年3月(南西から撮影)
2023年3月(手前は「藤田美術館」)
2023年3月(南東から撮影)
施設名 | 太閤園(閉館) |
所在地 | 大阪市都島区綱島町9-10 |
用途 | 結婚式場・宴会場 |
開業 | 1959年4月 |
営業終了 | 2021年6月30日 |
敷地面積 | 約26,000㎡ |
アクセス | JR東西線「大阪城北詰駅」徒歩約1分
京阪「京橋駅」徒歩7分 |
創価学会は、東京などに講堂を所有しているが、大阪には全国的な拠点となるような講堂がなかった。
最近の大阪府内の選挙では、公明党は維新と拮抗しており「常勝関西」とは言えない状態になっている。そのため、講堂建設により求心力を高める狙いがあるものと思われる。
推定規模
当ブログ調べでは、旧太閤園の土地は第2種住居地域で容積率は300%、建ぺい率は80%と思われる。
時事通信社によると、太閤園売却に伴い藤田観光は2021年1~3月期に特別利益約329億円を計上する。
売却金額-簿価=特別利益329億円なので、売却金額は329億円以上となる。
一部報道では、売却金額は390億円で売却されたとされる。
売却金額を390億円、敷地面積は26,000㎡とすると1㎡当たり150万円(坪単価495万円)で売買されたことになる。
個人的な感想ですが、容積率300%で1㎡当たり150万円(坪単価495万円)という価格では、不動産会社が土地を購入してマンションを建設しても1戸70㎡で1億円を超えると思う。
したがって、一般事業会社では採算が合わず、この価格では購入できなかったと思われる。
過去写真
2021年10月
2021年10月
旧太閤園の西側には「藤田美術館」が2022年4月1月に開館した。