トキエア(新潟空港拠点) 2023年8月10日就航を2023年8月下旬に延期、さらに2023年9月に延期、新潟~札幌(丘珠空港)間に定期便就航「機材 ATR72-600型機(72席)」

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ATR72-600(72座席)

新潟空港を拠点に地方への路線開設を目指す地域航空会社「トキエア」は、2023年6月30日、新潟空港~札幌・丘珠空港路線に定期便を就航する予定だったが、2023年8月10日に延期した。

さらに2023年8月下旬に延期した。

さらに2023年9月に延期した。

2023年3月31日、国土交通省から「航空運送事業許可」を取得した。

 

スケジュール

日時内容
2022年11月国土交通省に認可申請
2022年11月5日ATR72-600型機(1号機・72席)が新潟空港に到着
2022年1月末ATR72-600型機(2号機・72席)が新潟空港に到着

客室前方を貨物室に変更できる「カーゴフレックス(Cargo Flex)」タイプで貨物室に変更した場合座席数は44席

2023年3月31日国土交通省から「航空運送事業許可」を取得
2023年6月30日新潟空港~札幌・丘珠空港に就航
2023年8月10日新潟空港~札幌・丘珠空港に就航
2023年8月下旬新潟空港~札幌・丘珠空港に就航
2023年9月新潟空港~札幌・丘珠空港に就航

2022年11月5日に「ATR72-600型機(72座席)」1機が新潟空港に到着した。今後、JA01QQとして登録される予定。

2号機は客室前方を貨物室に変更できる機材で、JA02QQとして登録される予定。

佐渡空港への就航については、当初予定していた新型機「ATR42-600S型機(40座席)」の開発が2025年に遅れるため、既存の「ATR42-600型機(48席)」の座席数を31席に減少させ、890m滑走路の佐渡空港に就航する計画が進んでいる。

 

就航予定路線(当ブログまとめ)

就航予定時期路線便数(所要時間)
2023年9月新潟空港=札幌(丘珠空港)1日2往復

(1時間40分)

2023年10月新潟空港=仙台空港1日2往復
2023年12月新潟空港=中部空港1日2往復
2023年12月新潟空港=神戸空港1日2往復
2023年以降佐渡空港=新潟空港
2023年以降佐渡空港=成田空港

 

機材について

機材座席数機数内容
ATR72-600型機72座席2機2021年9月29日リース契約を締結し、フランス製のプロペラ機「ATR72-600型機(72座席)」×2機(JA01QQとJA02QQ)を10年間のリースで調達する。

1号機は2022年11月5日に新潟空港に到着した。

2号機は2023年1月末にに新潟空港に到着予定。

ATR42-600S型機40座席2機
  • 2021年11月16日、フランスATR社と「ATR42-600S型機(40座席)」の導入について基本合意書を締結した。
  • 「ATR42-600S型機(40座席)」は800m滑走路にも離着陸でき、滑走路長890mの佐渡空港と新潟空港間に運航すると予想される。
  • 新型機「ATR42-600S型機」の初飛行は2023年、納入は2025年と当初計画よりも遅れる見通し
ATR42-600型機48座席2機
  • 従来機「ATR42-600型機」は1,050m滑走路が必要だが、乗客を48人から31人に減少させれば、890m滑走路の佐渡空港にも離着陸できる。
  • 「ATR42-600型機」に足元の広い席を設置する計画。

 

ATR72-600(シート)

 

使用機材(候補を含む)

型式ATR42-600ATR42-600SATR72-600
製造会社ATR(Avions de Transport Régional )フランス・イタリア
全長22.7m27.2m
全幅24.6m27.1m
全高7.6m7.7m
最大離陸重量18.6t22.8t
エンジン出力2,400 SHP × 22,475 SHP × 2
座席数48座席40座席72座席
巡航速度556km/h510km/h
航続距離1,326km1,528km
滑走路長1,050m(22人なら800m)800m
  • 乗客重量は1名76kgで計算
  • ATR72-600は、ATR42-600をストレッチした機材
  • ATR42-600Sは、ATR42-600の派生モデルでブレーキなどを強化し800m滑走路に離着陸できる短距離離着陸(STOL)機材

 

2021年5月25日、成田空港と佐渡空港間を試験飛行した。機材は定期便用で使用される予定の「ATR機」ではなく10人乗りプロペラ機で所要時間は1時間10分だった。

将来的には、首都圏空港(羽田空港や成田空港)と佐渡空港を結ぶ路線の運航を検討しているが、羽田空港は60席以下の小型機の乗入れを原則禁止しているので「ATR42-600S(40座席)」を使用するなら成田空港が有力かもしれない。

(参照 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/000029714.pdf)

 

新潟空港ー関西路線の競合他社

  • 伊丹空港=新潟空港にはANAとJALが就航しており、事前購入運賃は10,000円。
  • 関西空港=新潟空港にはLCCピーチアビエーションが就航しており、事前購入運賃で5,000円。
  • 2022年3月からFDAが神戸空港=新潟空港路線に1日1往復で就航する。2023年8月20日を最後に運休。

 

トキエア 概要(当ブログまとめ)

名称トキエア株式会社
英語表記TOKI AIR co., Ltd.
本社所在地
  • (本社)新潟市中央区万代島
  • (東京事務所)東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング
拠点空港新潟空港
就航予定路線(空港)
  • 新潟空港ー丘珠空港(北海道)
  • 新潟空港ー仙台空港
  • 新潟空港ー中部空港
  • 新潟空港ー神戸空港
  • 佐渡空港ー新潟空港
  • 佐渡空港ー成田空港
使用機材
  • 当初はATR72-600型機(72座席)×2機
  • その後 ATR42-600S型機(40席)×2機
設立2020年7月
代表者長谷川政樹
運航開始予定2023年3月
公式サイトhttp://www.tokiac.com/

 

  • TOKI Aviation Capital Co., Ltd.はLCC設立、運営会社で、実際に運航するのは「トキエア株式会社」と思われる。
  • ATR42-600S型機は、短距離離着陸できるSTOL機で、現行のATR42-600の滑走路1,050mよりも250m短い800mの滑走路にも離着陸できる。したがって佐渡空港(滑走路890m)にも就航可能となる。
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