出典 JRTT(鉄道・運輸機構)
2023年3月18日、相模鉄道と東急電鉄が相互乗り入れする相鉄・東急直通線が開業する。
相鉄・東急直通線は、相鉄「羽沢横浜国大駅」~東急「日吉駅」まで約10kmの新線で、途中にJR東海道新幹線への乗換駅となる「新横浜駅」を新設する。
これにより、相鉄線及び東急線沿線から新横浜駅までの所要時間は、現在の横浜駅経由よりも約20分の時間短縮になる。
さらに、東京メトロ副都心線、東武東上線への直通運転も始まる。
相鉄・東急直通線概要
整備区間 | 相鉄「羽沢横浜国大駅」~東急東横線・目黒線「日吉駅」 |
整備延長 | 約10.0km |
路線名 | 相鉄新横浜線:「西谷駅」~「新横浜駅」(西谷駅は2019年開業)
東急新横浜線:「新横浜」~「日吉駅」 |
路線長 |
(西谷駅~羽沢横浜国大2.1kmは2019年開通)
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整備主体 | 独立行政法人 |
鉄道建設・運輸施設整備支援機構 | |
営業主体 | 相模鉄道株式会社 |
東急電鉄株式会社 | |
運行本数(片道) | 朝ラッシュ時間帯:10本~14本/時 |
その他時間帯:4本~6本/時 |
関西への観光客が増加?
相鉄線及び東急線沿線から新横浜駅まで約20分の時間短縮になることにより、関西への観光客が増加する可能性がある。
東西5社プロモーション
東急、相鉄、JR東海、JR西日本、阪急の5社は、「東急線から新幹線へ」のプロモーションを2023年2月13日に開始した。
関西からは渋谷が便利になる?
関西から東京の渋谷に行く場合、新幹線「新大阪=品川駅」から山手線に乗換えて渋谷に行く。
2023年3月18日に、相鉄・東急直通線が開通すると、新幹線「新大阪=新横浜駅」から東急線に乗換えて渋谷に行くことも選択肢になると思う。
新大阪=新横浜 | 2時間7分 | 新大阪=品川 | 2時間12分 |
新横浜=渋谷 | 25分 | 品川=渋谷 | 13分 |
合計 | 2時間32分 | 合計 | 2時間25分 |
乗り換え時間を含まない所要時間では、品川駅経由の方が速い。
しかし、東急線の渋谷駅以外の途中駅ならば、新横浜駅経由の方が速くなる可能性がある。
また、品川駅周辺のホテルが満室ならば、新横浜に宿泊するということもありえる。
新幹線「新横浜」発を新設
列車 | 東京駅発 | 品川駅発 | 新横浜発 | 名古屋着 | 京都駅着 | 新大阪着 |
ひかり533号 | 6:00 | 7:25 | 8:00 | 8:13 | ||
のぞみ491号(新設) | 6:03 | 7:18 | 7:52 | 8:06 | ||
のぞみ99号 | 6:00 | 6:11 | 7:27 | 8:02 | 8:16 | |
のぞみ1号 | 6:00 | 6:07 | 6:18 | 7:34 | 8:08 | 8:22 |
今までは、新横浜駅6:00発の「ひかり533号」が新大阪駅に8:13着となるのが最も早かった。
2023年3月18日、新横浜駅6:03発の「のぞみ491号」が新設され、新大阪駅に8:06着となり、7分早く到着する。
ただし、のぞみ491号は、毎日運行するわけではない。
のぞみ491号の運行日
- 3月18・22・25・27日
- 4月1・3・8・10・15・17・22・24・29日
- 5月1・3・4・8・13・15・20・22・27・29日
- 6月3・5・10・12・17・19・24・26日