FDA 2019年10月27日「神戸＝松本」「神戸＝出雲」路線就航神戸空港は大混雑か？

神戸空港

FDA（フジドリームエアラインズ）は2019年10月27日（日）に神戸空港に就航し「神戸＝松本線（1日1往復）」「神戸＝出雲線（1日2往復）」の運航を開始し、さらに2019年12月20日から「神戸＝高知線（1日2往復）」に就航する。

なお「神戸＝出雲線」については、2019年12月19日（木）までは、神在月のため1日2往復で運航し、その後は1日1往復となる。

神戸空港ターミナル（2019年10月撮影）

FDAのチェクインカウンターは、スカイマークの裏側に設置されている。

FDAの自動チェックイン機は1台だが、左右に合計2台分のスペースがあるので合計3台までは簡単に増設できそうだ。

有人カウンターは、自動チェックイン機の左に設置されると思われる。

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休日の夕方だったが、検査待ちの行列が今まで見たことがないくらい長くなっていた。乗員用の検査場も一般用に使用しているが検査場前に行くまでに20分～30分かかるようだ。

神戸空港では、2019年8月1日からスカイマークが神戸～茨城線、神戸～長崎線、神戸～那覇線の3路線で合計3往復6便増便したため、また検査基準が厳しくなったことから激しい混雑になっている。

FDAはエンブラエルE170/E175という機材を使用しおり座席数は76席～84席だが、それでも1日3往復就航すると神戸空港の混雑が悪化すると予想される。

2019年8月1日以降の増便はスカイマーク3往復6便、FDA3往復6便となり神戸空港の発着は1日60回から1日72回に増加する。

今回、神戸空港の発着枠は1日80回まで緩和されたが、現状ではターミナル処理能力が限界に近づくと思われる。

今後、国際化やさらなる増便には神戸空港やアクセスの増強が必要になると思われる。

神戸空港の処理能力増強案（当ブログ試算）

神戸空港を国際化すると信じられないような巨大なスーツケースやリュックサックを持った外国人観光客がポートライナーやJR新快速に乗車することになる。

そうなると毎日の通勤電車は大混雑で遅延も発生するだろうし快適性が損なわれる。輸送力を増強するには700億円～3,800億円と巨額の費用がかかる。

日本人は平均5年に1回海外旅行に行く。つまり神戸市民は5年に1回の海外旅行で関空よりも30分～40分近い神戸空港国際線を利用するために毎日毎日通勤通学で不快な思いをすることになる。

しかも、最大4,000億円の費用を神戸市が負担するなら、さらに市民サービスが悪化して、人口減少に拍車がかかる可能性もある。

さらに24時間無料の駐車場も値上げになる可能性もあるし、新国際線ターミナルまではポートライナーから距離が遠くなるだろうし不便になることも多い。

結局、神戸空港発着枠拡大や国際化は、全部いいことばかりではなく、不便になったり料金値上げになる可能性もある。

しかも、神戸空港に到着した外国人観光客が神戸を素通りして大阪や京都に行って神戸に経済効果がない可能性もある。

これ以上神戸市が発着枠拡大や国際化というなら、関空や伊丹空港の客を奪う可能性もあり、公平な競争をしないといけない。

そうなると神戸空港の着陸料は関空や伊丹空港の半額と極端に安いが、関空や伊丹空港と同レベルまで引き上げる必要がある。

その結果、神戸空港発着の航空運賃も値上げになる可能性もある。

JALコードシェア便

「神戸＝松本線」「神戸＝出雲線」「神戸＝高知線」は、JALとのコードシェア便となる。

神戸＝松本路線

神戸＝出雲路線

神戸＝高知路線