関電不動産開発が大阪・堂島浜にある東洋紡の旧本社ビルを香港の不動産ファンド、ガウ・キャピタル・パートナーズから取得したと報道されている。
土地(敷地面積5,600㎡)と建物(地上12階建・延床面積36,000㎡)を300億円超で購入したもよう。
引用 日経新聞
東洋紡本社は、2022年5月9日に大阪梅田ツインタワーズ・サウスに移転している。
地図
東洋紡旧本社ビル
名称 | 東洋紡旧本社ビル(東洋紡ビルディング) |
所在地 | 大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 |
用途 | オフィスビル |
敷地面積 | 5,643.92㎡ |
延床面積 | 35,940㎡ |
階数 | 地上12階・地下1階・塔屋3階 |
容積率 | 600% |
建ぺい率 | 80% |
竣工 | 1980年5月 |
アクセス | JR「大阪駅」から徒歩15分 |
コメント
近隣の再開発計画「ONE DOJIMA PROJECT」の規模は、敷地面積4,828㎡、延床面積82,499㎡、高さ195mで、容積率は1,200%に緩和されている。
本物件の敷地面積は5,600㎡で、仮に容積率が1,200%まで緩和されると延床面積は67,200㎡となる。
仮に、マンションとホテルの複合再開発ならば、容積対象外延床面積を含めた総延床面積は8万㎡~10万㎡、高さ200mもありえる。
具体的な試算
マンションの場合、高層階は延床面積200㎡で5億円以上と予想されるが、単純化して試算してみる。
不動産の取得価格300億円、建物(延床面積10万㎡)の建設費700億円、利益200億円として、販売総額1,200億円となるのではないか?
マンションの総戸数1,000戸ならば、延床面積70㎡で1億2000万円程度になるのではないか?
駅からやや遠い
建設予定地はJR大阪から徒歩15分、大阪メトロ「肥後橋駅」から徒歩7分と駅からやや遠い。
平均販売価格1億円以上のマンションを1,000戸も販売できるだろうか?
そう考えると、一部をホテルとする方が合理的だと思う。
また、低層階は高速道路よりも高さが低くなるので、駐車場となるのではないか?
車移動が多い富裕層向けに、駐車場を多く設置するという差別化もありえる。
プロジェクト名 | ONE DOJIMA PROJECT |
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マンション名 | Brillia Tower 堂島(ブリリアタワー堂島) |
ホテル名 | フォーシーズンズホテル大阪
(Four Seasons Hotel Osaka) |
所在地 | 大阪市北区堂島2丁目17-5(地番) |
用途 | 共同住宅 ホテル |
敷地面積 | 4,828.17㎡ |
建築面積 | 2,398.79㎡ |
延床面積 | 82,499.63㎡ |
容積対象面積 | 57,938㎡ |
戸数 | 457戸 (一般分譲住戸:410戸、募集対象外住戸:47戸) |
ホテル客室 | 175室 |
階数 | 地上49階・地下1階 |
フロア | 住宅フロア:4階~27階、38階~49階
ホテルフロア:28階~37階 |
高さ | 195.00m |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
売主 | 東京建物株式会社 |
出資者 | シンガポールの不動産大手 HPL Hotel Properties limited(ホテル・プロパティーズ ) |
設計 | 株式会社日建設計 |
デザイン監修 | STUDIO PIET BOON |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
着工 | 2019年12月初旬 |
竣工 | 2024年1月30日 |
引渡し | 2024年5月下旬(予定) |
アクセス | JR「大阪駅」から徒歩11分
大阪メトロ四つ橋線「西梅田駅」徒歩6分 |
駐車場 | 202台(平置き14台、機械式:188台:うち電気自動車対応20台) |