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阪急神戸線(武庫川新駅)設置へ(西宮北口駅-武庫之荘駅の間)武庫川橋梁の上(2026年度着工・2031年度末完成予定)

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出典 阪急電鉄

2025年4月10日、阪急電鉄・西宮市・尼崎市の3者は阪急神戸線に設置が予定されている「武庫川新駅」について、2026年度に着工し2031年度末の開業を目指すと発表した。

整備費は86億円で(西宮市と尼崎市及び阪急電鉄がそれぞれ1/3を負担)、両市の負担分は国庫補助を活用予定。

ホームは8両編成対応で、上下線別々に2つ作られ、駅の東西に改札口が2つ設置されて西宮・尼崎の両側から乗降出来るようになる。

また「仮・武庫川新駅」に停車するのは「普通列車のみ」となる予定。

ちなみに、阪急電車「大阪梅田」=「武庫川駅」の運賃は240円(12.3km)、「大阪梅田」=「西宮北口駅」の運賃は280円(15.6km)。

当ブログの試算では、阪急電車「大阪梅田」=「武庫川(新駅)」の営業距離は13.9kmで運賃は250円となる。しかし、営業距離が14kmだと280円になる。

ホームは8両編成対応(20m×8両=160m)なので、距離を測定する位置によっては14kmになって280円になる可能性もあると思う。

 

阪急電鉄・武庫川新駅(仮称)概要
名称 阪急電鉄・武庫川新駅(仮称)
場所 阪急神戸線の西宮北口駅-武庫之荘駅の間の武庫川橋梁
駅間 西宮北口駅-武庫之荘駅の駅間3.3km
新駅の位置 西宮北口駅から1.7km・武庫之荘駅から1.6km
ホーム 上下線各ホーム(8両編成対応)2面
着工 2026年度
開業 2031年度末
駅利用者数 26,000人/日
事業費 86億円
負担割合 国、阪急電鉄、両市がそれぞれ3分の1を負担

補助金(社会資本整備総合交付金)も活用

改札口 西宮市(西側)と尼崎市(東側)の2ヵ所


新駅を設置する阪急神戸線武庫川橋梁の上下線の間に幅約10m空間があるので、そこにホームを設置する。

当ブログの理解では、一般的な島式ホームではなく、「上下線各ホーム(2面)」となると思われる。

また、特急の通過待ちするための普通電車用の待避線を設置するスペースはないと思われる。

 

所要時間予想
区間 種別 所要時間 距離 運賃
武庫之荘=大阪梅田 普通列車 14分 12.3km 250円
仮・武庫之川新駅=大阪梅田 普通列車(予想) 16分(予想) 13.9km 250円 or 280円
西宮北口=大阪梅田 特急列車 12分 15.6km 280円
西宮北口=大阪梅田 普通列車 18分 15.6km 280円

当ブログの試算では「大阪梅田駅」=「仮・武庫川新駅」の距離は13.9kmで運賃は250円となる。

しかし、距離が0.1km長くなって14kmになると運賃は280円となる。

駅ホームの長さは160m(20m×8両対応)なので、ホームのどこから測るかによって0.1km程度は変化する。

駅の所在地を西宮市側にすると、大阪梅田駅からの距離は14km以上になって運賃は280円になる。

この場合、尼崎市側の住民にとっては武庫之荘駅の方が、大阪梅田駅までの運賃は250円と安く、所要時間も短いので、引き続き武庫之荘駅を利用する人が多いのではないか?

したがって、尼崎市側の経済効果を増加させるには、運賃250円の方がいいと思う。

一方、阪急電鉄の立場からは、民間企業が30億円近い投資をする以上、利益を上げないと事業継続できないので、運賃は280円にしたいという意向があるかもしれない。

 

今までの経緯

「武庫川新駅(仮称)」の構想は、1942年からあったが、尼崎市の財政難のため進まなかった。

2013年に尼崎市が兵庫県、西宮市、阪急電鉄の検討会に加わったが、引き続き尼崎市は慎重姿勢だった。

その後、2021年9月3日、兵庫県、西宮市、尼崎市、阪急電鉄の4者は、阪急神戸線の西宮北口駅-武庫之荘駅の間に「武庫川新駅(仮称)」を設置する検討に入ることでに合意した。

 

武庫川新駅(仮称)設置の経済効果

西宮市

  • 人口915人増加
  • 年間税収増加 2億円

 

尼崎市

  • 人口871人増加
  • 年間税収増加 1.2億円

また、阪急武庫之荘駅(尼崎市)では放置自転車が多いが、新駅設置により武庫之荘駅の放置自転車が減少すると予想されている。

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