2025年 大阪梅田は日本一の「商業・ビジネスエリア」になる?新宿駅・東京駅と比較

「うめきた2期」三菱地所案(出典 UR都市機構)

日本の三大「商業・ビジネスエリア」は東京駅、新宿駅、大阪梅田だと思う。

それに続く4位が渋谷駅だろう。

 

東京駅、新宿駅、大阪梅田の比較

エリアオフィス商業
東京駅1位3位
新宿駅2位1位
大阪梅田駅3位2位
  • 東京駅は「ビジネスエリア」としては圧倒的日本一だが、商業施設は新宿や梅田よりも少ない。
  • 新宿駅は「商業エリア」としては日本一で梅田よりも1割大きく、ビジネスエリアとしても梅田よりも1割大きい。
  • 大阪梅田駅は、オフィス街は3位ながら新宿の9割と肉薄しており、商業地としてしても新宿の9割で日本第2位。
  • 2022年現在、新宿の方が梅田よりも「商業・ビジネスエリア」として1割くらい規模が大きい。

 

大阪梅田ツインタワーズ・サウス(38階・高さ189m・延床面積約26万㎡)2022年2月25日竣工

各駅から半径800m以内

項目大阪梅田駅新宿駅東京駅
オフィス従業員数50%60%100%
小売従業員数90%100%50%
飲食店従業員数90%100%60%
飲食店店舗数100%90%40%
遊興・サービス従業員数90%100%50%
100室以上のホテル客室数100%90%40%
映画館座席数90%100%10%
劇場座席数60%30%100%
イベントホール(床面積100㎡以上)80%60%100%
会議室(床面積100㎡未満)90%40%100%

東京駅の八重洲口側に「日本橋三越本店」や「日本橋高島屋」があるが、東京駅から徒歩15分くらいで回遊性はない。したがって、「東京駅の丸の内」と「日本橋」は「一つのエリア」とするのは無理がある。

また、銀座はショッピングやレストランエリアではあるが、ビジネス街ではない。

渋谷駅周辺に4棟の超高層ビルが完成したが、ビジネス街としては大阪梅田よりも小さい。

東京23区全体を俯瞰して見ると、大阪市の3倍くらいの規模だ。しかし、エリアとしてみた場合、大阪梅田エリアほどビジネス・ショッピング・レストランなどがバランスよく集積しているエリアは東京にはない。

 

JR大阪駅北側

大阪梅田の小売売上高は、新宿よりもやや少ないが池袋や横浜よりも多く、大手企業のオフィスも大阪梅田に集積している。

JR大阪駅北側は、超高層ビル街になりつつあるがJR大阪駅の周囲を見渡すと再開発が完了していない物件がある。

これらの再開発物件は2025年までに、ほぼ竣工する予定で、そうなれば大阪梅田が新宿を追い抜く可能性がある。

つまり、2025年に大阪梅田が日本一の「商業・ビジネス」の集積地となるかもしれない。

 

グランフロント大阪(2013年開業)

 

2022年6月(うめきた2期南街区)

うめみた南街区には、ヒルトンの最上級ホテル「ウォルドーフ・アストリア大阪(252室)」が2025年開業予定。

2022年5月(梅田3丁目計画)40階・高さ188m・延床面積約23万㎡

 

完成予想図(出典 JR西日本)

コメント

2025年までに「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」「大阪中央郵便局跡地再開発」「うめきた2期北街区」が完成すれば、誰が見ても「大阪梅田」が日本最大級の「商業・ビジネス」の集積地と実感できるだろう。

東京の長時間通勤、割高な不動産価格、過密など世界基準から見ると限界を超えている。

東京で快適に暮らすなら世帯年収3,000万円くらい必要だが、大阪なら世帯年収1,000万円でかなり快適に暮らせる。

東京生活をやめて大阪で生活する人が増加するかもしれない。

現在でも20代女性は大阪で就職する人が増加している。この動きが2025年頃から男性にも広がる可能性は十分にある。

時代の流れや勢いは「大阪」にある。

「時代の転換期の瞬間」って分かり難いもので、後から「あの時が転換期だったなあ」と思うものだ。

その転換期が2025年頃かもしれない。

すでに、福岡、三重、静岡、沖縄などのホテルチェーンが大阪に進出している。

「東京は1億2000万人の日本の中心」だが、「大阪は45億人のアジアに近い」。

45億人のアジアから大阪に観光客やビジネス客を呼び込み、アジアの成長力を大阪に取り込むことに成功すれば、大阪は再び日本一の経済都市になることも不可能ではない。

 

「梅田(大阪)」と「新宿(東京)」のどちらの人出が多いか?

人によって答えが違うと思うが、産経新聞に「スマホの位置情報」を解析した「1日当たりの滞在人口」が掲載されている。

日時梅田駅(大阪)新宿駅(東京)すすきの駅(札幌)栄駅(名古屋)天神駅(福岡)
2020年1月25日(土)194,000人167,00099,000人73,000人91,000人
2020年5月9日(土)22,000人28,000人24,000人14,000人18,000人
2020年5月30日(土)80,000人56,000人39,000人34,000人41,000人

出典 産経新聞

2020年1月25日(土)の普段の土曜日の人出は、「梅田(19.4万人)」・「新宿(16.7万人)」と梅田の方が多かった。

これは、2019年11月16日に梅田に「リンクス梅田」(年間来館者予想7,700万人)が開業したことがプラスに影響した可能性もあるが、「梅田」が「新宿」と並ぶ日本最大級の商業地区であることは間違いない。

今後、阪神百貨店2期(2021年秋~2022年開業)、旧大阪中央郵便局建替(2024年開業)が完成すれば「梅田」が「新宿」を完全に上回る可能性がある。

さらに2024年~2028年にかけ「うめきた2期」(大阪駅北)が開業すると「大阪・梅田」が圧倒的「日本1位の商業地区」になると予想される。

日本1位と言うことは、世界1位ということだ。

「うめきた2期」三菱地所案(出典 UR都市機構)

意味のない乗降客数

順位駅名
1位新宿駅(JR東 乗車79万人)+地下鉄+私鉄
2位渋谷駅(JR東 乗車37万人)+地下鉄+私鉄
3位池袋駅(JR東 乗車57万人)+地下鉄+私鉄
4位大阪・梅田駅(JR西 乗車43万人)+地下鉄+私鉄
5位横浜駅(JR東 乗車42万人)+地下鉄+私鉄

新宿駅は日本一の乗降客数で1日300万人以上と言われるが、この数字には私鉄からJRへの乗換客も算入されている。

つまり、単に新宿駅で乗換する人が多いというだけでしかない。

この数字を根拠に「新宿が日本一の商業地」と東京マスコミは放送しているが、正確な分析ではない。

今後スマホの位置情報を基にした正確なデータ分析が一般化すれば、大阪(梅田)に出店する企業が多くなる。

JR大阪駅北側「リンクス梅田」と「グランフロント大阪」

 

JR西日本乗車人数(2018年1日平均)

順位駅記名乗車人数
1位大阪駅433,637人
2位京都駅200,426人
3位天王寺駅147,871人
4位京橋駅135,294人
5位三ノ宮駅124,917人
6位鶴橋駅100,067人
7位広島駅77,169人
8位神戸駅70,925人
9位岡山駅69,571人
10位新今宮駅66,083人

JR西日本管内でも、5位「三ノ宮(12万人)」、6位「鶴橋駅(10万人)」と乗車人数の差は少ないが、これは「鶴橋駅」で近鉄から「JR大阪環状線」に乗換える客が多いという数字でしかない。

 

JR大阪駅に新幹線乗り入れすべき

旧大阪中央郵便局建替(2024年開業)完成予想図(出典 JR西日本)

JR東海の資料によると「東京駅(新幹線)」乗車人数104,451人、「新大阪駅(新幹線)」84,467人となっている。新大阪駅は東京駅の8割程度と大阪の新幹線需要は大きい。

東海道新幹線は1日370本が運行されているが、新大阪始発・着便(のぞみ200番台・300番台・400番台など)は1日120本~150本で、朝夕は1時間当たり3本~4本の新大阪駅始発便が運行されている。

したがって、新大阪駅~大阪駅(約3.8km)に新幹線線路を敷設してもいいくらいの需要がある。

JR東海とJR西日本との境界線の問題もあり簡単ではないが、北陸新幹線はJR大阪駅まで延伸すべきだ。

将来的にJR東海を東西に分割することになれば、JR大阪駅から「北陸新幹線線路」を使って新大阪駅まで行き、そこから東海道新幹線に乗り入れすればいい。

 

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