2023年1月撮影「左:北館(改修)・右:南館(新築)」
地方独立行政法人「大阪健康安全基盤研究所」(大阪市東成区)は、2ヵ所に分散している施設(旧大阪府立公衆衛生研究所と旧大阪市立環境科学研究所)を森ノ宮地区に統合集約し、2023年1月から稼働する。
森ノ宮の「旧大阪府立健康科学センタービル」を改修し「北館」とし、敷地内に新たに「南館」を新築整備するもの。
「南館(新築)」の規模は、8階建、延床面積約9,000㎡で、「北館(改修)」と合計の延床面積は約21,000㎡となる。
設計は安井建築設計事務所、施工は鴻池組・大鉄工業JVが担当した。
アクセスは、JR森ノ宮駅から東へ徒歩2分。
大阪健康安全基盤研究所等一元化施設整備工事 概要
2023年1月(南館)
名称 | 大阪健康安全基盤研究所等一元化施設整備工事 |
英語表記 | Osaka Institute of Public Health |
所在地(地名地番) | 大阪市東成区中道1丁目17-11 |
用途 | 研究所(事務所・研究所等) |
敷地面積 | 6,450㎡ |
建築面積 | 2,897㎡(既存棟1,421㎡+増築棟1,476㎡) |
延床面積 | 21,060㎡(既存棟12,023㎡+増築棟9,037㎡) |
容積対象面積 | 20,526㎡(既存棟11,686㎡+増築棟8,840㎡) |
階数 | 既存棟(地上13階・地下1階)・増築棟(地上8階) |
高さ | 既存棟(72.30m)・増築棟(42.2m) |
構造 | 既存棟(SRC造)・増築棟(PCa・PC造、鉄骨造、軽量鉄骨造) |
建築主 | 大阪健康安全基盤研究所 |
総工費 | 110億円 |
設計 | 安井建築設計事務所 |
施工 | 鴻池組・大鉄工業JV |
着工 | 2021年1月4日(解体着手2020年5月1日) |
竣工 | 2022年12月 |
運用開始 | 2023年1月 |
現地完成予想図(左:北館・右:南館)
配置図
2023年1月北館(南から撮影)
2023年1月(北東から撮影)
2023年1月(北館の北側エントランス)
画像提供「関西 建築現場ニュース」様(当ブログで加工)
過去写真
2022年4月
2022年4月(左:既存棟・右:増築棟)
2022年4月(西から撮影)
2022年4月(西から撮影)
2022年4月(北西から撮影)
2022年4月(北東から撮影)
再開発計画
大阪府は、旧大阪府立成人病センター(森之宮)等の跡地を「大学などの高等教育・研究機関」「健康・医療・介護関連産業」として再開発する方針で、民間事業者の参画意向、市場性の有無、事業アイデア等を把握するため「マーケット・リサーチ(市場調査)」を実施し、その結果を2018年11月に公表した。
全体の敷地面積約3.1haのうち「旧大阪府立成人病センター跡地等2.4ha」についてのマーケット・リサーチを実施した。
残りの約0.7haについては「大阪府健康安全基盤研究所一元化施設」として別途再開発する。
2018年マーケットリサーチの概要
出典 大阪府