2023年9月1日、セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、「そごう・西武」を米投資会社「フォートレス・インベストメント・グループ」に2,200億円で売却した。
今後、ヨドバシHDが3,000億円で西武池袋本店の土地・建物などを買収する予定。
西武池袋本店
所在地 :東京都豊島区南池袋1-28-1
店舗面積:73,814㎡
棟 :「本館」・「別館&書籍館/無印良品」
売上高 :1,768億円(2022年度)日本3位(1位伊勢丹新宿本店、2位阪急うめだ本店)
来場者数:7,000万人(年間)
そごう・西武全店舗
売上高 :4,470億円(2021年度)
営業利益 :△35億円の赤字(2021年度)
経常利益 :△55億円の赤字(2021年度)
当期純利益:△88億円の赤字(2021年度)
個人ブログの解釈と予想
当ブログの理解では、米投資会社「フォートレス・インベストメント・グループ」は「そごう・西武」の百貨店事業、土地、建物を買収するが、ヨドバシHDは土地と建物だけを買収する。
「そごう・西武」の百貨店事業は、米投資会社「フォートレス・インベストメント・グループ」が保有したままになるのではないか?
新生「そごう・西武」は、土地と建物を保有しないので、家賃をヨドバシHDに支払う必要があると思う。推定では年間100億円~200億円と予想される。
家賃を支払っていない現在でも赤字なのに、推定年間100億円~200億円の家賃を支払うならば、新生「そごう・西武」が黒字転換することは困難だと思う。
当ブログの予想では、新生「そごう・西武」が今後2年連続で赤字ならば、会社自体が存続できない可能性がある。
西武池袋本店の今後
報道によると、
2年後に西武池袋本店が撤退か?
当ブログの予想ですが、西武池袋本店が2年後に撤退するならば、西武池袋跡地は「ヨドバシ池袋+商業施設(リンクス池袋)」になると思う。
リンクス 梅田(LINKS UMEDA)は、JR大阪駅北側の超高層ビル「ヨドバシ梅田タワー」(地上35階建・高さ150m)の低層階に入居する商業施設で、2019年11月16日に開業した。
西武池袋本店撤退後を予想
ヨドバシHDとして、家電量販店と客層が似ている日常使いの「商業施設」を併設することで、「ヨドバシ池袋」の売上高も増加させるという相乗効果を期待していると思う。
したがって、家電量販店と客層が違う「百貨店」を永遠に存続させることはないと思う。
リンクス 梅田(LINKS UMEDA)のような「気軽に行ける」郊外型ショッピングモールのような商業施設「リンクス池袋」になると思う。
売上高予想
ヨドバシカメラ、リンクス梅田(商業施設)の売上目標は1,700億円なので、「ヨドバシ池袋」、「リンクス池袋(商業施設)」の売上目標は2,000億円以上になると思う。
もしかすると、2,500億円の可能性もある。
さらに、訪日外国人の買物需要に応えるために、建替えするならば、ホテルも新設するかもしれない。
リンクス 梅田(LINKS UMEDA)
リンクス 梅田(LINKS UMEDA)
建物全体の規模
ヨドバシカメラ、リンクス梅田(商業施設)、ホテル阪急レスパイア大阪の全体の規模は、地上35階建・高さ150m・延床面積約22万㎡(駐車場を含む)。
店舗数 :約200店舗
売場面積:約5.5万㎡(リンクス梅田)+約3.5万㎡(ヨドバシカメラ梅田)
売上目標:1,700億円(リンクス梅田+ヨドバシカメラ梅田)
特徴
郊外型ショッピングモールのような日用品・衣料品・食料品を取扱う店舗が多く、気軽に立ち寄れる飲食店も多い。
高層階には、ホテル阪急レスパイア大阪(1,030室)が入居し、訪日外国人に買物需要にも対応している。
アクセスは、JR大阪駅(中央口)から北東へ徒歩2分~3分。
地図
リンクス 梅田 概要
名称 | リンクス 梅田 |
英語表記 | LINKS UMEDA |
所在地 | 大阪市北区大深町1-1 |
店舗数 | 約200店舗 |
フロア | 地下1階~8階 |
面積 | リンクス梅田の売場面積55,100㎡
(既存棟6F~8Fの店舗を含む) |
総売場面積90,700㎡
(ヨドバシカメラ35,600㎡を含む) |
|
総面積約220,000㎡
(ヨドバシカメラ・ホテル・駐車場を含む) |
|
開業 | 2019年11月16日 |
初年度売上高目標 | 1,700億円
(ヨドバシカメラと合計) |
年間入店客数目標 | 7,700万人
(ヨドバシカメラ実績5,000万人) |
駐車場 | 1,100台
(地下420台+立体680台) |
特徴 | 郊外のショッピングセンターよりも各店舗の規模が大きく、郊外店舗では販売していない大型店用の商品もあり、品揃えが充実している |