2023年の大阪府の交通事故死者数は148人(前年141人)で、2年連続ワースト1位となった。
2位は愛知県の145人、3位は東京都は136人、4位は北海道は131人だった。
2023年12月24日時点で、大阪府の死者のうち65歳以上の高齢者が78人、自転車に乗っていて亡くなった人は36人だった。信号無視など、自転車の側に交通違反があるケースも目立っている。
引用 NHK
コメント
大阪は、平坦な土地で自転車利用者が多い。しかも、自転車のマナーが悪く、そのことが交通事故死者数の多さにつながっていると思う。
また、バイクのすり抜けによる交通事故も多い。
ただし、10万人あたりの交通事故死亡者数は大阪府1.68人、愛知県1.93人、東京都0.98人、北海道2.55人で、大阪が特に多いというわけではない。
都道府県名 | 交通事故死者数(2023年12月31日現在)暫定数 |
---|---|
大阪府 | 148人(前年比+7人) /人口10万人当たり1.68人 |
愛知県 | 145人(前年比+8人) /人口10万人当たり1.93人 |
東京都 | 136人(前年比+4人) /人口10万人当たり0.98人 |
北海道 | 131人(前年比+16人) /人口10万人当たり2.55人 |
千葉県 | 127人(前年比+3人) /人口10万人当たり2.01人 |
埼玉県 | 122人(前年比+18人) /人口10万人当たり1.65人 |
神奈川県 | 115人(前年比+2人) /人口10万人当たり1.25人 |
福岡県 | 103人(前年比+28人) /人口10万人当たり2.01人 |
兵庫県 | 103人(前年比-17人) /人口10万人当たり1.88人 |
茨城県 | 93人(前年比+2人) /人口10万人当たり3.24人 |
以下は過去記事
大阪で交通死亡事故が多い原因
いらち(せっかち)運転
読売新聞によると、大阪府警は「信号無視」「速度超過」「バイクのすり抜け」などの違反行為を「いらち(せっかち)運転」と表現している。
(コメント)
市内の信号のない交差点などで、右折左折すること自動車が多い。
自転車死亡事故が多い
読売新聞によると、大阪市中心部に急な坂道が少なく、自転車利用者が多く、自転車事故の負傷者数は3,322人(2022年)で全国政令市で最多だった。
また、2023年7月末で大阪府内では自転車事故で24人が死亡している。
(コメント)
小さい時から自転車のマナーが悪く、そのまま、大人になって、自動車を運転するから、自動車の運転マナーも悪いのだと思う。
長期的な視点でいうと、自転車のマナーを徹底すべきだと思う。
歩道が少ない
大阪市内中心部の淀屋橋や本町付近も御堂筋から少し入ると歩道がない道路が多い。
横断歩道の白線が消えている
大阪府内の道路は白線が消えている場所が多い。特に横断歩道も半分くらい白線が消えている場所もある。
福岡県では「交通死亡事故警戒宣言」
大阪府と同じく、交通死亡事故が急増している福岡県は2023年4月20日に「交通死亡事故警戒宣言」を宣言している。
大阪府の動きは、遅いと思う。
交通事故の分析が不十分
交通事故と言っても様々なケースがあるが、どういうケースが多いか、分析が足りないと思う。市町村ごとに「目標」を設定して、各市町村ごとに周知すべきだと思う。