出典 南海電気鉄道
南海なんば駅北側の「なんば広場」は、大阪市が事業主体となり官民が連携して整備を進め2023年11月23日に供用が開始された。
「なんば広場」の敷地面積は約6,000㎡で、西側にベンチを設置し、既存のクスノキに加え、四季を感じるサクラ・ケヤキを新に植栽した。
さらに、周辺環境を考慮した照度を確保するスポットライトを整備し、御堂筋と連続性を持った上質感のある舗装(擬石平板)を施工した。
横山英幸大阪市長は「米ニューヨークのタイムズスクエアのような、大阪の新しいシンボルとなることを期待している」と述べた。
北から撮影(2023年12月)
東から撮影(2024年6月)
西から撮影(2023年12月)
南西から撮影(2024年6月)
2023年12月
歩道化したことにより、高級ブランドの路面店に相応しい空間になったと思う。今後、高級ブランドの路面店が新規で出店するかもしれない。
2023年12月(平和記念の像)
2023年12月
バス停の手前に「自転車道」があるので、歩行者は「自転車道」を横断してバス停に行くことになる。そのため、自転車道に注意喚起の模様を設置しているが、これで十分なのかな?
特に、海外では自転車は歩道を通行できないので、訪日外国人は自転車が歩道を通行すると思っていないことがある。
現地完成予想図
完成予想図には「カフェテーブル」が設置されているが、道路交通法では歩道も「道路」であり、常設のカフェテーブルは設置できない。
当ブログの理解では、この場所にカフェテーブルを設置するには、国土交通省や警察庁の許可が必要になると思う。
大阪市の職員は数十ページの資料を作って、10回~20回も東京に行って、やっと「カフェテーブル」を設置できるのだと思う。
テーブル1つを設置するために大変な事務手続きが必要であり、日本でイノベーションが起きにくいのは東京権力集中体制にあると思う。
現地完成予想図
出典 大阪市
また、「南海なんば駅北側の広場~なんさん通り」の区間については、2025年3月に歩行者空間としての整備を完了する予定。
今後のスケジュール
時期 | 内容 |
2023年11月23日 | なんば駅前広場の整備が完成 |
2025年3月 | なんば駅前広場~なんさん通りの整備が完成予定 |
出典 大阪市
出典 大阪市
なんば駅前広場を整備し、なんば・心斎橋エリア全体の回遊性を高める狙いがある。
2024年6月撮影
2024年6月撮影
2024年6月撮影
2024年6月撮影
出典 大阪市
場所 | 時間帯 | 規制内容 |
駅前広場 | 24時間 | 歩行者天国 |
なんさん通り(南北) | 24時間 | 乗用車通行禁止(一部許可車両のみ通行) |
なんさん通り(北) | 午前9時~翌午前1時 | 歩行者天国(一部許可車両のみ通行) |
午前1時~午前9時 | 貨物車両通行可能 | |
なんさん通り(南) | 24時間 | 歩車分離、貨物車両通行可能 |