大阪のホテル客室単価がGW後に急落している。90日前予約という条件ではあるが、2017年に開業したばかりのビジネスホテルも1泊1名3,000円台という価格で販売されている。
同条件で検索した各都市のホテル最安値
- 大阪 3,000円台
- 東京 4,000円台
- 京都 4,000円台
- 神戸 5,000円台
繰り返しになるが、この価格は90日前予約の価格で、1週間前予約なら8,000円~10,000円程度が最安値となっている。
また、大阪の3,000円台は、「日曜チェックイン/月曜チェックアウト」の1日だけで翌日の宿泊料金は、7,000円~8,000円程度となる。
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2018年は当ブログ集計分だけで、大阪で合計7,000室のホテルが開業する。一時的なことかもしれないが、大阪のホテルが余剰となっている可能性がある。
と言っても1泊1名3,000円台というのは、かなり限定的なもので、ビジネスホテルの平均単価は7,000円~9,000円と常識的な範囲に収まっていると思われる。
また、同じ条件で東京のホテルを検索する1泊1名4,000円台からあるので、大阪で3,000円台というのは、妥当な価格かもしれない。
一方、アジア系訪日外国人は家族や親戚など4人以上で旅行することが多く、4名が1室で宿泊できる客室が不足している。
現在、大阪の新規開業ホテルは客室面積13平米~15平米のビジネスホテルが多く、需給のミスマッチが発生しているのかもしれない。
また、ここ2年~3年、大阪のホテルは週末1泊3万円以下のホテルは満室となっており、大阪での宿泊を諦め神戸に宿泊するのが習慣になっているのかもしれない。
そのため、はじめから大阪のホテルを探さない人が多いのかもしれない。
コメント
大阪のインバウンド客は年間1,110万人、過去最高と浮かれている場合ではなく、危機感を持つべきだ。
考え方によっては、これはチャンスかもしれない。
というのは、大阪のホテル客室単価が下落したことで、海外からの観光客が来やすくなり、インバウンド客をさらに増加させることができる。
2025年の万博誘致も重要だが、今夏の観光客誘致もしなくてはならない。