天保山ターミナルサービス株式会社(五洋建設株式会社大阪支店を代表企業とする特別目的会社)は、大阪市港区の「天保山客船ターミナル」を2024年4月30日に竣工し、2024年5月6日から供用を開始した。
建物の規模は、地上3階建・延床面積5,090㎡(5,780㎡という情報もある)と旧ターミナルの約2倍で、設計は松田平田設計大阪事務所、施工は五洋建設、維持管理は日本管財が担当。
岸壁も従来の370mから430mに延長され、16万トン級客船から22万トン級客船に対応できるようになった。
ロビー(西方向に撮影)
将来的にはクルーズ客船の母港化を目指す。
アクセスは、大阪メトロ中央線「大阪港駅」から徒歩5分。
地図
天保山客船ターミナル整備事業 概要
出典 大阪市
名称 | 天保山客船ターミナル |
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所在地 | 大阪市港区築港3丁目11-8 |
建築面積 | 2,593㎡ |
延床面積 | 5,090㎡(5,780㎡という情報もある) |
階数 | 地上3階建 |
構造 | 鉄骨造 |
代表企業 | 五洋建設 |
構成企業 | 松田平田設計大阪事務所・日本管財 |
施工 | 五洋建設 |
設計 | 松田平田設計大阪事務所 |
維持管理 | 日本管財 |
竣工 | 2024年4月30日 |
供用開始 | 2024年5月6日 |
客船規模 | 岸壁430m
客船22万トン |
断面図
- 多様なクルーズ客船に対応した迅速なCIQ審査が可能
- 最大41ブースのフレキシブルな配置が可能な2階の入出国審査スペース
- 出国時と入国時でレイアウトを変更できるM2階の多目的ホール
- 審査前後の待合いや観光案内等のインフォメーションスペースを1階に配置
- 将来の22万総トン級のクルーズ客船にも対応できる施設計画
10万トン以上の大型客船の乗客数は3,000人~5,000人で、観光バスが50台~100台が必要となる。
大阪市の位置図によると「観光バス」が岸壁まで乗り入れるようなので利便性は高い。
南東から撮影
南から撮影
南から撮影
出典 大阪市
南西から撮影
「PORT OF OSAKA」のサイン
エントランス
ロビー(西方向に撮影)
1階ロビーには入れるが、一般客は2階には入れない。また、カフェや展望デッキもない。
2019年に大阪港に寄港した客船は62隻、2024年は70隻、2025年は100隻の予定。
2025年に100隻が寄港しても、年間365日のうち100日しか稼働しない。つまり残り265日は使われない。
それにも拘わらず、カフェは展望デッキも設置していない。
ロビー(東方向に撮影)
ロビー(南方向に撮影)
天保山マーケットプレース(客船ターミナルに隣接する別の建物)から撮影
430mに延長された岸壁
神戸ポートターミナル
神戸ポートターミナルには、送迎デッキがあり、客船を間近に楽しむことができる。
2024年4月(南東から撮影)
2024年4月(南から撮影)
2024年4月(南西から撮影)
2024年4月(南から撮影)
ピロティ―からタクシーや観光バスが護岸に進入すると予想される。
2024年4月(南から撮影)
2024年4月(南東から撮影)
2024年4月(東から撮影)
2023年5月