JR西日本は、国鉄時代に作られた運賃体系を見直し、2025年4月1日発売分から適用する。
国鉄時代に作られた運賃体系は、都市区間は安く、郊外区間は高くなっていた。
現行運賃では、大阪環状線内の賃率13.25円、電車特定区間の賃率15.30円、幹線(拡大区間)の賃率16.20円だが、それを15.50円に統一する。
これにより、大阪環状線は10円~30円の値上げになり、京都線では据え置きか10円~20円引き上げられる。
逆に、宝塚線、琵琶湖線などでは10円~50円(100キロ)引き下げられる。
区間 | 現行運賃 | 2025年4月以降の運賃 |
大阪=天王寺 | 210円 | 240円 |
京都=西明石 | 1,620円 | 1,640円 |
大阪=京都 | 580円 | 580円 |
大阪=三ノ宮 | 420円 | 420円 |
京都=野洲 | 510円 | 490円 |
大阪=姫路 | 1,520円 | 1,460円 |
据え置き区間
大阪=京都、大阪=三ノ宮など私鉄との競争が激しい区間は、安価な「特定運賃」に据え置く。