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関空 第1ターミナル改修「4階国際線保安検査場2024年9月3日先行オープン」全体は2026年秋完成【国際線T1+T2で4,000万人】空港機能は2025年春完成

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関西エアポート株式会社は、現在リノベーション工事中の関西国際空港第1ターミナルビルの4階国際線保安検査場の一部を、2024年9月3日(火)に先行オープンする。

2025年春に新国際線ラウンジエリアの新設、新入国審査場の新設 (CIQ)し、グランドオープンする。

  • 新しい国際線保安検査場はこれまで3カ所あった検査場を1カ所に集約・面積を拡張
  • 従来よりも長尺のスマートレーンを導入しレーン数も増やす。

2025年春

  • 国際線ラウンジを3階にリニューアルし、1ヶ所に集約
  • ターミナル1に就航している航空会社のラウンジ利用者向けの共用ラウンジ
  • KIXにしかないラウンジを目指して「古都と都市」をキーワードとした「ビジネスラウンジ(2,970㎡)」と、最上級クラスの「プレミアムラウンジ(800㎡)」の2種類のラウンジを運営

 

 

関空 第1ターミナル改修 概要

関西エアポートは、2025年までに関西空港第1ターミナルを改修し、国際線旅客受け入れ能力(T1+T2)を4,000万人へ増加させる「関西国際空港第1ターミナルビルリノベーション工事」に2021年5月28日に着工した。

Phase1(フェーズ)~Phase4(フェーズ)の4段階で改修しており、2025年春にPhase3(フェーズ)が完成し、2026年夏にPhase4(フェーズ)が完成しT1リノベーション工事が終了する。

2025年春の大阪・関西万博までに「2F新国際線出発エリア南北商業施設」以外は運用開始する予定なので、海外からの万博観光客の受け入れには問題ないと思われる。

国際線/国内線エリア配置の見直し

 

  • 国際線ビルの面積を25%増
  • 国際線の駐機スポットを6か所増(34⇒40)
  • 国際線出発エリアの面積を60%増
  • 「国内線7スポット/際内共用2スポット」⇒「国内線5スポット/際内共用4スポット」に変更
  • 大林組が工事契約を2021年4月28日に締結している。
  • 国内線エリアは現在2カ所に分かれている保安検査場を1カ所に集約
  • 国内線保安検査場に一つのレーンで同時に複数人の手荷物を検査する「スマートレーン」を6台導入

 

投資額は防災対策と合計で1,000億円
  • 関空第1ターミナル改修費用「700億円」
  • 防災対策(護岸のかさ上げ、電源施設の地上移転)費用「約300億円」

引用・参照 産経新聞

https://www.sankei.com/west/news/201026/wst2010260015-n1.html

Phase(フェーズ) 内容
2021年5月28日 第1ターミナル改修工事着工
2022年10月 Phase1(フェーズ1) 2F新国内線エリア運用開始
2023年12月 Phase2(フェーズ2) 2F新国際線出発エリア中央等運用開始
2025年春 Phase3(フェーズ3) 4F新保安検査場及び3F国際線ラウンジ運用開始
空港オペレーション機能完成
2026年夏 Phase4(フェーズ4) 2F新国際線出発エリア南北商業施設運用開始
関西空港の処理能力の推移

(当ブログまとめで100%の正確性はありません。)

ターミナル 年間処理能力(開港時) 年間処理能力(2026年)
第1ターミナル 2,500万人 4,415万人
(国際線1,200万人) (国際線3,715万人)
(国内線1,300万人) (国内線700万人~最大1,300万人・共用を含む)
第2ターミナル 835万人 835万人
(国際線285万人) (国際線285万人)
(国内線550万人) (国内線550万人)
合計(T1+T2) 3,335万人 5,250万人
(国際線1,485万人) (国際線4,000万人)
(国内線1,850万人) (国内線1,250万人~最大1,850万人・共用を含む)

ちなみに、2019年暦年の関西空港の年間利用者数は3,191万人(国際線2,493万人・国内線698万人)だった。

T1の「国内線7スポット/際内共用2スポット」→「国内線5スポット/際内共用4スポット」となるので国内線で利用できるスポット数は最大9で変化ないので、国内線処理能力は同一を予想した。

 

T1とT2の国際線・国内線処理能力を調べてみたが、「設計上の処理能力」なのか?「実際に受け入れている人数」なのかが曖昧で、数字に整合性が取れない。

参照
  • 産経新聞「(関空全体の)年間4335万人の受け入れが可能になる。」https://www.sankei.com/west/news/180401/wst1804010016-n1.html
  • このリノベーションを通じて、T1とT2を合わせた国際線キャパシティを現在の年間2000万人強から年間4000万人にまで拡大させていく計画だ。https://www.travelvoice.jp/20191213-143160
  • 当ブログで総合的に予想すると、現実の受け入れ能力は、関空全体で5,2500万人(国際線4,000万人+国内線1,250万人)と予想している。

 

2030年代の8000万人へ

大阪夢洲へのIR(統合型リゾート)誘致が成功すると年間700万人の外国人利用者が増加する。空港利用者としては入国+出国の合計で1,400万人増加することになる。

このため、2030年代を目標に関空2期島のT2を大幅に増強し、関空全体の処理能力を年間8,000万人までの増強を検討している。

 

増強方法

現在のT2を大幅に増強し、処理能力を3,665万人増加させる。これは2025年の増強後のT1の処理能力4,415万人に匹敵する規模で、2期島にT1規模のターミアルをもう1棟新築するようなイメージだ。

さらに1期島と2期島を繋ぐ誘導路をもう1か所新設する。

 

費用

T2と同じLCC仕様の簡素な場合でも2,000億円~3,000億円かかると思われる。T1仕様の場合4,000億円~5,000億円かかるかもしれない。

費用の8割は財政投融資を利用し金利は限りなく0%に近いと思われる。

ちなみに、成田空港の第2滑走路の延伸(2,500m→3,500m)と第3滑走路(3,500m)新設の費用約5,000億円のうち8割の4,000億円は財政投融資が活用される見通しで関空についても同様に8割は財政投融資を利用すると予想される。

ターミナル 年間処理能力(開港時) 年間処理能力(2026年) 年間処理能力(2030年代)
第1ターミナル 2,500万人 4,415万人 4,415万人
(国際線1,200万人) (国際線3,715万人) (国際線3,715万人)
(国内線1,300万人) (国内線700万人~最大1,300万人・共用を含む) (国内線700万人~最大1,300万人・共用を含む)
第2ターミナル 835万人 835万人 3,665万人
(国際線285万人) (国際線285万人)
 (国内線550万人)
合計(T1+T2) 3,335万人 5,250万人 8,080万人
(国際線1,485万人) (国際線4,000万人)
(国内線1,850万人) (国内線1,250万人~最大1,850万人・共用を含む)
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