関西空港（筆者撮影）
2025年6月17日、関西空港、伊丹空港、神戸空港を運営する関西エアポートが2025年3月期連結決算を発表した、
関西エアポートの営業収益（売上高）は2,454億円・当期純損益は368億円の黒字となった。
2020年3月期決算の営業収益（売上高）2,158億円、当期純損益335億円の黒字を上回り過去最高を記録した。
また、旅客数も3空港合計で5,086万人となり、2020年3月期の4,783万人を上回った。
名実ともに、コロナ禍前の実績を上回ったと言える。
（当ブログで独自に集計・比較しているため100％の正確性はありません）
関西エアポート決算
| 年 | 2024年4月～2025年3月 | 2019年4月～2020年3月 |
| 営業収益（売上高） | 2,454億円 | 2,158億円 |
| 営業損益 | 646億円 | 524億円 |
| 経常損益 | 540億円 | 412億円 |
| 当期純損益 | 368億円 | 335億円 |
| 年 | 2024年4月～2025年3月 | 2019年4月～2020年3月 |
| 関西空港 | 3,179万人
国際線（2,507万人） 国内線（672万人） |
2,877万人
国際線（2,206万人） 国内線（671万人） |
| 伊丹空港 | 1,545万人 | 1,577万人 |
| 神戸空港 | 361万人 | 329万人 |
| 合計 | 5,086万人
国際線（2,507万人） 国内線（2,578万人） |
4,783万人
国際線（2,206万人） 国内線（2,577万人） |
関西3空港合計で、利用者数5,086万人と5,000万人を突破した。
| 年 | 2024年4月～2025年3月 | 2019年4月～2020年3月 |
| 関西空港 | 19.9万回 | 19.6万回 |
| 伊丹空港 | 13.7万回 | 13.7万回 |
| 神戸空港 | 3.3万回 | 3.3万回 |
| 合計 | 36.9万回 | 36.6万回 |
| 年 | 関西空港（決算は3空港合計）
（2024年4月～2025年3月） |
成田空港
（2024年4月～2025年3月） |
| 営業収益（売上高） | 2,454億円 | 2,637億円 |
| 営業損益 | 646億円 | 423億円 |
| 経常損益 | 540億円 | 405億円 |
| 当期純損益 | 368億円 | 353億円 |
| 年間利用者数 | 3,180万人（関空のみ）
国際線（2,507万人） 国内線（672万人） |
4,077万人
国際線（3,337万人） 国内線（739万人） |
| 年間発着回数 | 19.9万回（関空のみ） | 24.5万回 |
2025年5月、成田空港に3本目のC滑走路（3,500ｍ）とB滑走路の延長（2,500m ⇒ 3,500ｍ）工事に着工し、2029年3月に完成予定。
総事業費は6,700億円で、完成すると現在の発着枠30万回（年間）が50万回となる。
しかし、政府は、関西空港2期島の本格ターミナル整備（1,000億円～2,000億円）には消極的だ。
成田空港よりも黒字額の多い関西空港を整備して、インバウンド客を増加させる方が日本全体として経済成長するはずだ。
関西エアポート株式会社は、2023年3月期の連結決算を発表した。
営業収益（売上高）は 999億円、営業損益は148億円の赤字、経常損益は 256億円の赤字、当期純損益は190億円の赤字だった。
関西3空港の利用者数
- 3空港全体 2,759万人
- 関空 1,150万人（国際線514万人・国内線336万人）
- 伊丹空港 1,299万人（国内線のみ）
- 神戸空港 311万人（国内線のみ）3