
2025年1月、大阪府市は、大阪・関西万博の跡地となる夢洲2期区域(道路を含めて約50ヘクタール、民間活用エリア約42ヘクタール)について、「大林組」と「関電不動産開発」をそれぞれ代表企業とする2陣営を優秀提案者として選定しました。
2026年1月15日の報道によると、この2陣営は、2026年春に予定されている事業者募集に向けて、合流を検討していることが明らかになりました。
両陣営は、ホテルやショッピングモールのほか、サーキットや大型アリーナ、ウォーターパークなどを含む、エンターテインメント性の高い開発案を提示しています。
夢洲第1期では、2030年秋の開業を目指し、IR(カジノを含む統合型リゾート)の建設が進められています。事業面積は約50ヘクタールで、事業費は約1兆5,130億円に上ります。
夢洲第2期についても、道路を含めた面積は約50ヘクタール(民間活用エリア約42ヘクタール)と第1期と同規模であることから、事業費は1兆円規模に達する可能性があります。
今回、2陣営が合流を検討している背景には、こうした巨額の事業費を見据え、リスクや投資負担を分担する狙いがあるとみられます。
2025年10月、大阪府・市は、大阪・関西万博の跡地(夢洲)の活用の基本計画案を公表した。
引用 大阪府市「夢洲第2期区域マスタープラン Ver.2.0(案)」
夢洲は、第1期~第3期開発区域に分け、3段階で開発される。
| 期 | 敷地面積 | 内容 | 開業時期 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 50ha | IR統合型リゾート | 2030年秋に部分開業 |
| 第2期 | 50ha(民間エリア42ha) | サーキット場、アリーナ、ホテルなど | 2025年万博終了後に着工 |
| 第3期 | 40ha | 健康や長寿につながる長期滞在型のリゾート空間 | 夢洲第2期の後に開発 |
2025年大阪・関西万博の敷地面積は約155ヘクタールで、万博終了後の跡地は、第2期(約50ヘクタール)および第3期(約40ヘクタール)として段階的に開発される予定です。
なお、第1期として整備が進められている「IR(統合型リゾート)」は、万博会場とは別の敷地に位置しており、万博跡地とは重複しません。

ヨーロッパの円形都市思想 × 日本の海上人工島 × 次世代都市実験
大阪・関西万博で印象的だったのが、大屋根リングによる円形空間です。明確な中心と高い回遊性を備え、都市そのものを体験できる構造でした。
この発想を夢洲2期のまちづくりに生かすことは有効だと考えます。
ヨーロッパの円形都市のように、中心に緑地や文化施設を配置し、環状と放射の動線で都市機能を整理すれば、歩行者中心で分かりやすい都市が実現します。
万博を一過性で終わらせず、リングという都市思想を大阪の新たな資産として継承すべきです。

ドラゴンクエストのテーマパーク
主なテーマパークの規模・面積
| テーマパーク | 敷地面積など |
| USJ | 54ha(敷地面積) |
| ディズニーランド | 51ha(敷地面積) |
| ディズニーシー | 49ha(敷地面積) |
| ハウステンボス | 152ha(敷地面積) |
| 海遊館 | 2.8ha(延床面積) |
| 須磨水族園 | 10ha(公園面積) |
夢洲第2期の敷地面積は約50haで、このうち民間活用エリアは約42haとなります。これはUSJ(約54ha)や東京ディズニーランド(約51ha)の約8割に相当し、規模的にはテーマパークの整備も可能だと考えられます。
ただし、USJの誘致条件として競合するテーマパークは認められないとされています。そのため、大林組や関電不動産開発などのデベロッパーが施設を整備し、USJが運営を担うといったスキームが現実的な選択肢となる可能性があります。

夢洲第2期区域については、4つのエリアに分けて開発する方針。
| 区画 | 内容 |
|---|---|
| グローバルエンターテインメント・レクリエーションゾーン | 「サーキット」や「世界クラスのウォーターパーク」 |
| IR連携ゾーン | 統合型リゾート(IR)予定地の南側を「IR連携ゾーン」と設定。ホテルや大規模展示場の立地を検討している。 |
| 大阪ヘルスケアパビリオンの「跡地活用ゾーン」 | 先端医療やライフサイエンスに関する機能を導入 |
| ゲートウェーゾーン | 大阪メトロ「夢洲駅」隣接地を「ゲートウェーゾーン」とし商業施設などを誘致 |
中心エリア「グローバルエンターテインメント・レクリエーションゾーン」
- サーキット場など国際的なモータースポーツ拠点
- 世界クラスのウオーターパーク
- 高級ホテル
- アリーナや劇場など展示・交流施設
IR連携ゾーン
- ホテルや会議場などの設備でIRと連携を図るゾーン
大阪ヘルスケアパビリオンの「跡地活用ゾーン」

- 建物跡を活用し、先端医療、国際医療にかかわる施設とする
- 万博会場中心部の緑地「静けさの森」の移転
- 万博のシンボルとなる木造建築物、大屋根(リング)の一部活用
ゲートウェイゾーン

- 入り口となる大阪メトロ夢洲駅付近のエリア
- 商業施設や広場などを設置してにぎわいや交流の空間を生み出す
地図
道路ネットワークの形成

歩行者動線ネットワークの形成

2025年1月の提案


| コンセプト | The heart of OSAKA |
|---|---|
| 提案者 | 大林組ほか6社 |
| 施設 |
|
| 備考 | 万博の「静けさの森」はそのまま存置させる計画 |
| 特徴 | 大屋根リングの一部も残し、夢洲のアイコンとして継承 |


| コンセプト | 潤いの粋都 YUMESHIMA |
|---|---|
| 提案者 | 関電不動産、京阪ホールディングス、住友商事、竹中土木、南海電気鉄道、吉本興業ホールディングス |
| 施設 | 土地開発を5つのゾーンに分けて、商業・駅前ゲート・ライブエンタメ・ラグジュアリーリゾートなどで構成する |
| 備考 | 万博の「静けさの森」は移設して残し、ARなども活用した次世代型公園を検討 |

| 開発名称 | 夢洲第2期開発区域 |
| 所在地 | 大阪市此花区夢洲中1丁目1番20内外 |
| 面積 | 約50ha
「大阪ヘルスケアパビリオンを利活用するエリア」を除く |
| 土地所有者 | 大阪市(大阪港湾局所管) |
| 基盤整備 | 夢洲第1期開発「IR統合型リゾート」と整合する観光外周道路を想定 |
| 周辺開発との連携 | 大阪ヘルスケアパビリオンや「夢洲駅」、夢洲第1期開発「IR統合型リゾート」等の周辺開発と連携した、動線計画や土地利用計画を想定 |
万博会場跡地のうち北側約50ha(夢洲第2期開発)は、2030年秋に部分開業予定のIR「統合型リゾート」(夢洲第1期開発)に近く、早期に開発する意向と見られる。
さらに、万博会場跡地(約155ha)のうち南側(夢洲第3期開発区域)も、健康や長寿につながる長期滞在型のリゾート空間とする計画。
コメント
夢洲第2期開発区域は、観光外周道路の整備を想定しており、これを利用して「サーキット場」を整備すると思われる。
例えば、長辺1km・短辺0.5kmとすると、全周3kmとなり、F1などの開催も可能と思われる。
ちなみに、近鉄グループHDは海遊館を天保山地区から夢洲へ移転することを検討している。
出典 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO19080190Q7A720C1LKA000/
海遊館を移転しても敷地面積は2ha~4haなので、50haの規模にはならない。
したがって海遊館を核として、宿泊施設やショッピングセンターなども含めた総合的な国際的な観光施設になるのではないか?
沖縄の美ら海水族館よりも大きい、世界最大級のジンベエザメの水槽もできるかもしれない。
また、タラソテラピー(海洋療法)を取り入れた施設もできるかもしれない。
