
JR西日本の長谷川一明会長は2026年2月5日、大阪・関西万博の会場があった夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)へのJR桜島線の延伸構想について「2030年代後半の実現を目指したい」と述べました。
引用 日経新聞
開業すれば、JR大阪駅から乗り換えなしで、IR(夢洲)に行けるようになります。
所要時間(予想):22分
予想運賃 :500円=200円(JR大阪駅=桜島駅)+300円(加算運賃)
大阪府・市
大阪府・市は2025年8月6日、大阪市の人工島、夢洲(ゆめしま)への新たなアクセス鉄道として2つのルート案を検討会で比較検討した結果、JR西日本と京阪電気鉄道の既存路線をそれぞれ延伸する案を優位にすると正式に発表しました。
事業費は2路線合計で約3510億円を想定します。


| 路線名 | JR西日本「JR桜島線延伸」 |
|---|---|
| 事業者 | JR西日本・大阪府・大阪市 |
| 区間 | 夢洲~舞洲~桜島 |
| 所要時間 | JR大阪駅~夢洲(22分:予想) |
| 予想加算運賃 | 300円:予想(夢洲~桜島) |
| 延長 | 4.9km(当ブログ予想6km) |
| 1日の利用者数 | 94,400人/日 |
| 事業費 | 2,850億円 |
| 開業 | 2030年代後半 |
JR桜島線の終点である「桜島駅」の西側には、運河や工場地帯が広がっており、現状のまま地上路線で延伸するのは困難です。
そのため、延伸ルートとしては「桜島駅」の一駅手前の「JRユニバーサルシティ駅」から地下化し、舞洲を経由して夢洲へ向かう約6kmの区間が現実的だと考えられます。
この場合、総事業費は公表されている2,850億円を上回り、3,000億円を超える可能性が高いでしょう。
それでも、JR大阪駅から乗り換えなしで舞洲や夢洲までアクセスできるようになれば、利便性は飛躍的に向上します。大阪駅から夢洲までの所要時間は、おおよそ22分程度になると予想されます。
現在、大阪メトロを利用して「梅田駅」から「夢洲駅」へ向かう場合、「本町駅」での乗り換えを含む所要時間はおおよそ30分(運賃430円)となっています。
これに対し、新たな路線の整備により、乗り換えを必要とせず、所要時間が約8分短縮される見通しで利便性の向上が期待されます。一方で、整備にかかる費用は約3,000億円とされており、この投資が妥当であるかどうかについては、慎重な検討が求められるところです。
また、IR(統合型リゾート)単体では想定される利用者数が限られており、それだけでJR桜島線の延伸採算を支えるのは難しいと考えられます。実際、鉄道延伸には莫大な建設費がかかるため、一定規模以上の安定した輸送需要が不可欠です。
したがって、JR桜島線の夢洲延伸は、IRだけでなく、将来的に計画されている夢洲第2期・第3期の大規模開発(物流施設、データセンター、MICE施設、住宅など)の開業・稼働を前提とした長期的な都市開発戦略の一環として位置づけられています。
逆に言えば、これらの夢洲全体の段階的な開発が本格化しなければ、延伸の実現可能性は低いと言わざるを得ません。
当ブログ試算
| 項目 | JR桜島線延伸 | なにわ筋線(比較) |
| 路線長さ | 6km | 7.2km |
| 建設費 | 3,000億円 | 3,300億円 |
| 1日の利用者数 | 94,400人/日 | 240,000人/日 |
| 年間利用者数 | 3,446万人 | 8,760万人 |
| 運賃収入 | 300円 | 240円 |
| 年間運賃収入 | 103億円 | 210億円 |
| 40年間運賃収入合計 | 4,120億円 | 8,400億円 |
| 工期 | 10年~ | 7年 |

| 区域 | 面積 |
| IR(夢洲1期) | 49ha |
| IR(拡張予定地) | 9ha |
| 夢洲2期 | 50ha |
| 夢洲3期 | 40ha |
| 夢洲物流ゾーン | 140ha
(夢洲コンテナターミナル65ha) |
| グリーンテラス | 調査中 |
| 道路など | 調査中 |
| 夢洲全体 | 390ha |
| USJ(比較) | 54ha |
| 海遊館(比較) | 1.6ha
(天保山ハーバビレッジ全体5ha~10ha) |
