
大阪府は、JR大阪駅近くに位置する「曾根崎警察署建て替え事業」について、2026年3月に一般競争入札を再公告しました。
本事業は当初、2025年10月27日~28日に入札が実施されましたが、参加者が現れず不調となり、一度取りやめとなっていました。
現在の庁舎は、1973年竣工の地上11階建・延床面積13,477㎡で、築50年を迎え、老朽化が大きな課題となっています。
規模縮小で再挑戦
今回の再公告では、計画内容が見直されました。
- 当初計画:地上13階
- 見直し後:地上10階へ縮小
延床面積は約13,352㎡と、ほぼ同規模を維持しつつ、建物高さを抑える形でコスト調整が図られたとみられます。
工期は約1年半後ろ倒し
スケジュールについても変更が確認されています。
- 当初:2030年12月頃
- 見直し後:2032年5月31日完成予定
入札不調の影響により、約1年半の延期となる可能性が高い状況です。
参照 日刊建産速報社
都心警察署建て替えの難しさ
今回の入札不調の背景には、以下の要因が考えられます。
- 建設費の高騰(資材・人件費)
- 都心部の施工条件の厳しさ
- 警察施設特有の高度なセキュリティ要件
特に梅田エリアという超都心立地は、施工の自由度が低く、事業者にとってリスクが高い案件となりやすいのが実情です。
今後の焦点
再公告によって、事業は再び動き出しました。
今後のポイントは
- 入札に応じる事業者が現れるか
- さらなる仕様変更の可能性
- 周辺再開発との連動
となります。
大阪・梅田の安全を支える中核施設として、計画の行方が注目されます。
スケジュール(変更前)
| 2024年~2026年度 | 新警察署の基本・実施設計 |
|---|---|
| 2024年~2025年度 | 近傍に複数の仮庁舎を建設 |
| 2026年度 | 現庁舎を解体 |
| 2026年~2030年12月 | 新庁舎を2030年度までに新築 |
| 2031年4月 | 新庁舎稼働 |
| 2031年度 | 仮庁舎を解体 |
地図
曾根崎警察署(建替え事業)の概要

現在の11階建から10階建へ
| 名称 | 大阪府曾根崎警察署改築工事 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市北区曾根崎2丁目 |
| 用途 | 事務所(警察署) |
| 敷地面積 | 約1,740㎡ |
| 延床面積 | 13,352㎡(旧:14,397.74㎡) |
| 階数 | 地上10階・地下2階(旧:地上13階・地下2階) |
| 構造 | SRC造、RC造またはS造 |
| 基本設計 | 安井建築設計事務所 |
| 着工 | (旧:2026年4月) |
| 竣工 | 2032年5月31日(旧:2030年12月) |
| 稼働 | (旧:2031年4月) |
| アクセス | JR大阪駅から徒歩5分 |
現・曾根崎警察署

| 名称 | 大阪府曾根崎警察署 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市北区曾根崎2丁目 |
| 用途 | 事務所(警察署) |
| 敷地面積 | 約1,740㎡ |
| 延床面積 | 13,477㎡ |
| 階数 | 地上11階建・地下3階建 |
| 構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造・鉄筋コンクリート造 |
| 竣工 | 1973年5月 |
| アクセス | JR大阪駅から徒歩5分 |
