
大阪市中央区にある相愛高等学校は、2027年度(令和9年度)から一部のコースを共学化します。
今回、共学化されるのは、普通科の「アドバンスキャリア(特進)コース」と「音楽科」です。
一方、「普通科 プログレスキャリア(龍谷総合)コース」はこれまで通り女子のみの募集を継続します。また、相愛中学校についても女子校としての教育を継続します。
参照 相愛学園
現在、相愛高等学校には以下の学科・コースが設置されています。
- 普通科 アドバンスキャリア(特進)コース
- 普通科 プログレスキャリア(龍谷総合)コース
- 音楽科
このうち、2027年度から共学化されるのは、
- 「普通科 アドバンスキャリア(特進)コース」
- 「音楽科」
の2つです。
これにより、2027年度からは男子生徒も特進コースや音楽科に入学できるようになります。
すべてのコースを共学化するわけではありません。
「普通科 プログレスキャリア(龍谷総合)コース」は、2027年度以降も女子のみの募集を継続します。
また、相愛中学校についても、これまでと同じく女子のみの入学となります。
つまり、2027年度以降の相愛中学校・高等学校は、完全な共学校ではなく、女子校を基本としながら、高等学校の一部コースのみ共学化する形になります。
| 学校 | 学科・コース | 2027年度以降 |
|---|---|---|
| 相愛高等学校 | 普通科 アドバンスキャリア(特進) | 共学 |
| 相愛高等学校 | 普通科 プログレスキャリア(龍谷総合) | 女子のみ |
| 相愛高等学校 | 音楽科 | 共学 |
| 相愛中学校 | 各コース | 女子のみ |
今回の一部共学化の背景には、少子化や生徒募集を取り巻く環境の変化などがあると考えられます。
近年、私立中学校・高等学校では、女子校・男子校から共学校へ移行する動きが見られます。
少子化によって18歳人口が減少する中、学校にとっては、これまで女子だけだった募集対象を男子にも広げることで、より幅広い生徒を受け入れられるメリットがあります。
特に高校受験では、共学校を選択する受験生も多いため、特定のコースを共学化することで学校選択の幅を広げる狙いがあるとみられます。
今回の変更で特に注目されるのが、音楽科の共学化です。
相愛は音楽教育に力を入れてきた学校として知られており、音楽を専門的に学びたい男子生徒にとっても、進学先の選択肢が広がります。
また、普通科では大学進学を目指す「アドバンスキャリア(特進)コース」が共学化されます。
そのため、今回の変更は単純に学校全体を共学化するのではなく、「大学進学を目指す特進コース」と「専門性の高い音楽科」を共学化するという特徴があります。
今回の相愛高等学校の改革で重要なのは、学校全体を共学校にするわけではないという点です。
2027年度以降も、
相愛中学校=女子のみ
高校・プログレスキャリア=女子のみ
という女子教育を維持します。
その一方で、
高校・アドバンスキャリア(特進)=共学
高校・音楽科=共学
とすることで、女子校としての伝統を残しながら、新たな生徒層を受け入れる形となります。
大阪では近年、少子化や受験生のニーズの変化を背景に、伝統ある女子校が共学化するケースが増えています。
完全な共学化だけでなく、まず高校から共学化したり、特定のコースだけを共学化したりするなど、学校ごとに異なる形で改革が進められています。
相愛高等学校についても、今回の一部共学化によって、女子教育の伝統を維持しながら、男子生徒にも門戸を開くという新たな学校運営が始まります。
今後、2027年度の募集状況や男子生徒の受け入れ人数などが注目されます。
相愛高等学校がどのように変わっていくのか、大阪の私立中高の共学化の動きとあわせて注目したいところです。

学校×民間の一体開発
今回の特徴は、単なる再開発ではなく、教育機関と民間企業の連携による土地活用である点です。
学校は高層棟の2階~8階に入居しますが、一般的な教室ではなく、体育館・図書館・イングリッシュサロン・シアタールームなどとして利用されます。

26階+13階の2棟の構成
本プロジェクトは、用途の異なる2棟で構成される複合施設です。
- 高層棟(オフィス・学校):地上26階・高さ約124m(オフィス:10階~25階・学校:2階~8階)
- 中層棟(ホテル棟) :地上13階(202室)
- 地上1階 :2棟のビル間に貫通通路を設置
- 延床面積 :約4.5万㎡
設計・施工は、国内有数のゼネコンである大成建設が担当。都市景観と機能性を両立した、高品質なビルとなる見込みです。
構成

出典 大成建設


