2018年10月(西側)
難波の旧歌舞伎座は、老朽化のため2009年に閉館、2012年に冠婚葬祭大手の「ベルコ」に売却された。
新国立競技場を設計した「隈研吾」氏が設計を担当し、19階建ホテルとして2019年10月に竣工し、2019年12月に開業する。
2018年10月撮影
東側から見ると、後方(西側)が高くなっている。
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2018年9月(西側)
2018年9月の写真と10月を比較すると、足場が高くなっている。
「足場の高さ」と「本体の高さ」は厳密には比例しないこともあるが、9月時点で最高点に達していなかった可能性もある。
ロイヤルクラシック大阪 物件概要
名称 | ロイヤルクラシック大阪 |
住居表示 | 大阪市中央区難波4丁目3番25 |
用途 | ホテル |
客室数 | 150室 |
敷地面積 | 2,292.65平米 |
建築面積 | 1,893.46平米 |
延床面積 | 26,493.58平米 |
容積率対象面積 | 22,348.55平米 |
階数 | 地上19階・地下1階 |
高さ | 85.85m |
事業者 | ベルコ |
設計 | 隈研吾建築都市設計事務所 |
施工 | 鹿島建設 |
着工 | 2017年6月 |
竣工 | 2019年7月15日 |
開業 | 2019年12月 |
現地「東立面図」と「北立面図」
歌舞伎座(東京 筆者 撮影)
東京の歌舞伎座も隈研吾氏設計だが、最高部は普通のオフィスビルようになっている。
しかし、「ロイヤルクラシック大阪」の最高部は「旧歌舞伎座の屋根」のようになっている。
東京の歌舞伎座は高さ145mで地上からは最高部が見えにくい。
しかし、大阪の場合は高さ約86mで地上から見えるためかもしれない。
また、ここに隈研吾氏のこだわりがあるのかもしれない。
旧歌舞伎座のような屋根を製作するのはかなりの手間がかかっているように見える。
現場関係者の苦労があって、初めて「いい建築」ができる。
微力だが、応援しています。
新歌舞伎座跡地のホテルは19年12月に開業/設計は隈研吾氏を起用、館内は自然素材をふんだんに活用/ベルコ https://t.co/8cyOxoPkkB pic.twitter.com/p75nfnWZkX
— 建設ニュース (@constnews_info) 2018年9月3日
フロア構成
19階 | チャペル、アトリウム、バーラウンジ、パーティールーム |
12-18階 | 客室150室(ダブル30平米 126室・ツイン25平米15室・スイート80平米 9室) |
11階 | ホテルラウンジ、ホテルレセプション、レストラン |
10階 | ブライダルサロン |
9階 | バンケット5 |
8階 | バンケット4 |
7階 | バンケット3 |
6階 | チャペル、フォトスタジオ |
5階 | ウェイティングルーム |
4階 | 事務室 |
3階 | バンケット1、バンケット2 |
2階 | レストラン、ラウンジ |
1階 | エントランスロビー、テナント、カフェ |
地下1階 | ロビー、テナント、機械式駐車場 |
低層階の外壁(銅板を貼っているように見える)
ホテルの低層部は、旧新歌舞伎座のファサードのデザインを継承し、その上部はホテル客室とする。
アクセス