西側から撮影
沖縄県恩納村のANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートが、ホテル増築と既存ホテル棟の解体を検討している。
現在のホテル棟は1983年開業で、築約40年が経過しており、2030年頃にはホテルの耐用年数の約50年を迎える。
そこで、早ければ2021年に着工し、新しく3棟の宿泊施設を10年かけて段階的に建設する。その後、既存のホテル棟を解体する予定。
東側(名護湾)を撮影
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートは、岬に建設されており、東側も西側もオシャンビューという恵まれた立地で、敷地面積も広い。
しかし、写真奥に、ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄が2018年に開業した。
当ホテルの客室のほとんどは客室面積32㎡で最近開業した高級ホテルの客室面積40㎡~50㎡と比較するとやや狭い。
新しい3棟の宿泊施設(予想)
ホテルタイプ(棟) | 客室数 | 階数 | 立地予想 |
クラブルーム | 75室 | 地上7階 | 岬の先端部(名護湾側か?) |
ヴィラ棟 | 11棟 | 地上1階 | 岬の中間 |
宿泊棟 | 150室 | 地上8階 | 内陸側(国道58号線)側 |
3棟の合計客室数は236室で、現在の400室よりも客室数が減少する。これはクラブルームやヴィラなど客室面積が広い客室が多くなるためと予想される。
個人的な予想では、まず国道58号線に近い場所から順番に「宿泊棟(地上8階・150室)」と「ヴィラ棟(11棟)」を建設するのではないか?
その後、既存棟の東側(名護湾側)に「クラブルーム(地上7階・75室)」を建設するのではないか?
眺望もよく、クラブルームということなので、かなり高級ホテルになると思われる。もしかしたら客室単価3万円~5万円かもしれない。
現在、国定公園内に立地しているため「ホテル新築」の開発許可がとりにくく、形式的に「新築」ではなく「増築」で申請するのではないか?
また、現在のホテル棟は地上9階建で「新築棟」はこれよりも高くしない方針と思われる。
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート建替計画
名称 | ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート建替計画 |
所在地 | 沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣2260番地 |
(新築)客室数 | 宿泊棟(150室)地上8階 |
ヴィラ棟(11室)地上1階 | |
クラブルーム(75室)地上7階 | |
合計236室 | |
(既存)客室数 | 400室 |
階数 | 地上9階(既存) |
構造 | 鉄筋コンクリート造(既存) |
経営権(現在) | ザ・ホテリエ・グループ(シンガポール)・(パノラマ・ホテルズ・ワンから経営譲渡) |
発注者 | 沖縄全日空リゾート |
設計 | 観光企画設計社 |
施工 | 清水建設 |
開業 | 1983年 |
地図