
新名神高速道路(E1A)は、三重県四日市市を起点に兵庫県神戸市へ至る、延長約160kmの高速道路です。
高速自動車国道「近畿自動車道名古屋神戸線」(全長約174km)を構成する路線の一部として整備が進められています。
当初は2028年度の全線開通が予定されていましたが、工事の進捗や周辺条件の影響を受け、開通時期が2030年度以降へ延期される可能性が高まっています。

| 開通予定年度 | 区間 | 距離 |
| 具体的開通年は明示せず | 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC | 10.7km |
| 2028年度(場合によっては2030年度) | 大津JCT~城陽JCT・IC | 25.1km |
| 2030年度以降 | 全線開通(名古屋~神戸) | 174km |
新名神高速道路のうち、「大津JCT~城陽JCT(延長25.1km)」については、早くても2028年度の開通が見込まれています。ただし、工事の進捗状況によっては、さらに1~2年程度遅れる可能性があり、2030年度の開通となる可能性もあります。
また、「八幡京田辺JCT~高槻JCT(延長10.7km)」は、当初2027年度の開通を予定していましたが、NEXCO西日本は2027年度中の開通が困難になったと発表しました。
高槻JCT周辺の一部区間で用地取得が停滞していることが主な要因で、現時点では具体的な開通時期を示せない状況です。
なお、「八幡京田辺JCT~高槻JCT(延長10.7km)」の用地取得率は98%、工事着手率は99%に達しており、事業全体としては最終段階に近づいているものの、残る用地取得がボトルネックとなっています。
当ブログの見立てでは、これらの状況を踏まえると、新名神高速道路の当該区間は、2030年度以降の開通となる可能性が高まっていると考えられます。
1965年7月に全線開通した名神高速道路(E1)は、小牧ICから西宮ICまでの道路延長が189kmありますが、直線区間は87kmと全体の約46%にとどまっています。地形に沿って建設された結果、カーブや勾配の多い構造となっています。
一方、新名神高速道路(E1A)は、より直線的なルートで計画・整備されているのが特徴です。全線が開通すれば、豊田JCT~神戸JCT間の所要時間は大幅に短縮される見込みです。
現在、豊田JCTから神戸JCTまでは、E1名神高速道路およびE2A中国自動車道を経由する約240kmのルートで、所要時間はおおむね160分かかっています。
しかし、新名神高速道路を経由すれば、走行距離は約200kmに短縮され、所要時間も約120分程度まで短くなると見込まれています。
なお、未開通区間となっている「大津JCT~城陽JCT」と「八幡京田辺JCT~高槻JCT」の2区間は、合計約35.8kmに及び、ここが全線開通のボトルネックとなっています。
新名神高速道路(E1A)概要
| 路線名 | 近畿自動車道 名古屋神戸線 |
| 道路名称 | 新名神高速道路(E1A) |
| 道路延長 | 160km(神戸JCT=四日市IC)
174km(神戸JCT=名古屋) |
| 区間 | 神戸JCT=高槻JCT(40.6km)開通済
高槻JCT=八幡京田辺JCT(10.7km)建設中 八幡京田辺JCT=城陽JCT(3.5km)開通済 城陽JCT=大津JCT(25.1km)建設中 大津JCT=甲賀土山IC(28.5km)開通済 甲賀土山IC=亀山JCT(19km)開通済 亀山西JCT=新四日市JCT(22.9km)開通済 新四日市JCT=四日市JCT(5.8km)開通済 |
| 車線数 | 6車線(4車線) |
| 設計速度 | 120km/h(100km/h) |
| 完成予定年度 | 令和12年度(2030年度)以降 |
新名神開通の時短効果
| 区間 | 距離 | 所要時間 | |
| 現在 | 神戸JCT~豊田JCT | 240km | 2時間40分 |
| 開通後 | 神戸JCT~豊田JCT | 200km | 2時間 |
- 新名神高速道路(E1A)が全線開通すれば、神戸JCT~豊田JCT間の所要時間が現在の2時間40分から2時間へと40分間短縮される。
- 距離も240kmから200kmへと40km短縮する。
新名神高速道路(E1A)2030年度以降に全線開通

新名神高速道路(E1A)未開通区間は赤色の合計36km

枚方トンネル
延期の理由は、枚方トンネル付近の用地買収の遅れや地下の汚染土が新に確認されたためとされる。特に枚方トンネル東坑口部の工事が難航しており工法の変更などにより3年という大幅な延長になった。
参照 NEXCO西日本 https://www.w-nexco.co.jp/emc/emcpdfs/20220209160012-01.pdf

京都府域~滋賀県域(出典 NEXCO西日本)
宇治田原トンネル(延長約5.7kmうちトンネル約2km)は2021年春着工、3年後に開通予定と発表されている。

大阪府域(出典 NEXCO西日本)

出典 NEXCO西日本
新名神の高槻J~八幡京田辺J(10.7km)区間の枚方トンネル(2,955m)の工期は2024年9月5日と公表されたが、2027年度に延期されたが、さらに延長される見通し。

新四日市JCT~亀山西JCT(23.4km)は2019年3月17日(日)16時に開通した。
- 「豊田JCT~草津JCT」の所要時間は、東名阪道経由だと約85分だったが、新名神ルートでは約79分と約6分の時間短縮となる。
- 当初は上下4車線で開通するが、将来的に上下6車線となる。
- また設計速度は100km/hだが、6車線完成時の設計速度は120km/hとなる。
- 亀山西JCTでは、名古屋方面=伊勢方面の双方向は通行できない
新規ICとPA
新規開通区間のインタージェンジ(IC)とパーキングエリア(PA)等の名称は下記の通り決定した。
| 名称 | 種類 |
| 新四日市(JCT) | JCT(ジャンクション) |
| 菰野(IC)「こものインタージェンジ」 | IC(インターチェンジ) |
| 鈴鹿(PA) | PA(パーキングエリア |
| 亀山西(JCT) | JCT(ジャンクション) |
