2024年8月28日、大阪府と大阪市は世界有数の広域交通ターミナルを目指す新大阪駅周辺地域のまちづくりで、十三駅と淡路駅周辺地区をサブ拠点と位置付け、それぞれ「エリア計画」の骨格をまとめた。
両エリアとも、2040年ごろの完成を目指す。
駅まち一体の空間づくり
1.新大阪連絡線・なにわ筋連絡線新駅プロジェクト
十三駅エリアでは新大阪駅と大阪駅を結ぶ新大阪連絡線・なにわ筋連絡線が計画中で、十三駅の地下に新駅のホームの設置が予定されている。
2.十三駅周辺一体整備プロジェクト
新大阪連絡線・なにわ筋連絡線新駅プロジェクトに合わせて、駅上部・地下空間、駅周辺やインフラを総合的に整備し、駅とまちが一体となって人中心の空間を形成するとともに、駅周辺の回遊性の向上を図る。
⚫ 駅直上開発
⚫ 駅周辺の歩行者ネットワーク改善・強化
⚫ 滞留機能
⚫ 交通結節機能
特に十三駅周辺を重点的に駅からの徒歩圏(約500m圏)を都市機能の向上を図るまた、駅から約500mの徒歩圏を都市機能の向上を図るゾーンとする。
1.阪急連立関連開発プロジェクト
連続立体交差事業の完了により生まれる高架下空間などにおいて、立地や周辺開発の状況に応じた機能の導入により、エリアの価値向上と地域ニーズへの対応を図る。
2.柴島浄水場開発用地プロジェクト
柴島浄水場の機能集約により生まれる将来開発用地(上系用地約12ha)について、多種多様な機能を導入することによって土地の高度利用を図り、駅からまちへ人を呼び込むメインコンテンツとする。
特にグランドレベルは人中心の空間として、歩行者が回遊しやすい、にぎわい・みどり・潤いのあふれたゆとりのある空間を設け、阪急連立関連開発プロジェクトとも連携しながら有効な土地利用と快適な環境づくりを図る。
⚫ 民間都市開発における大規模集客施設、業務・商業、住宅などの機能
⚫ 人々の交流や防災に資する、広場・滞留空間などのオープンスペース