2018年7月20日、「カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案が成立した。
IR整備法の要旨
- 全国で最大3ヵ所にIR(統合型リゾート)を設置する
- ガジノ収益の30%を納税する
- カジノの面積はIR全体床面積の3%以内とする
スポンサーリンク
国内候補地
これが大阪・夢洲カジノ…伝統芸能劇場や植物園・農園も設置 世界のIR事業者が日本進出へ攻勢、完成予想図はや公開 – 産経ニュース https://t.co/aOD7yEXMuc @SankeiNews_WESTさんから
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年5月20日
- 大阪府(夢洲)
- 長崎県(ハウステンボス)
- 和歌山県(和歌山マリーナシティ)
- 北海道
以上の4道府県がIR誘致に必要な「区域整備計画」を国に申請し、最大3ヵ所が認定される。
認定までのプロセス
- 都道府県が民間事業者を公募により選定
- 都道府県と民間事業者が計画を共同で作成
- 都道府県知事が国土交通大臣に「区域整備計画」を申請
- 国土交大臣が計画を認定
日本人に対するカジノ規制
- 入場制限 7日間で3回、28日で10回
- 本人確認 マイナンバーカード
- 入場料 6,000円(国 3,000円 県 3,000円)
スポンサーリンク
IRの経済効果
シンガポール マリーナ・ベイ・サンズ(出典 和歌山県)
民間投資額
- マリーナ・ベイ・サンズ (シンガポール) 約4,870億円
- リゾート・ワールド・セントーサ(シンガポール)約5,220億円
- スタジオシティ(マカオ) 約3,870億円
IRの経済効果
マリーナ・ベイ・サンズ (シンガポール)の事例
- 開発投資額 約4,870億円
- 雇用者数 約9,500人
- 売上額 約3,200億円
- 入場者数 約4,500万人(年間)
大阪夢洲IRの経済効果(2024年⇒2030年頃)
- 整備面積 70ha ⇒ 170ha
- 集客人口 年間1,500万人 ⇒ 3,000万人
- 経済効果 年間6,900億円 ⇒ 1兆1000億円
- 雇用創出効果 83,000人 ⇒ 132,000人
コメント
大阪が最有力と言われているが、予断を許さない状況と言える。
地方振興という観点から「北海道」「和歌山」「長崎」という可能性もある。
また、和歌山県選出の自民党「二階俊博幹事長」の存在も気になる。
政治的妥協という点では、「大阪」「和歌山」「長崎」という可能性が高い。しかし、関西地方から2ヵ所となるので地域バランスから批判があるかもしれない。
「北海道」がキーポイントになると思われる。
その北海道のIR候補地が「苫小牧市」「釧路市」「留寿都村」の3つで、まだ、候補地が一本化されていない。
「苫小牧市」が有力と言われるが、準備が遅れおり、最終的に「準備遅れ」により認定されない可能性もある。