ニッセイ新大阪ビル(新大阪駅)
JR新大阪駅近くの「ニッセイ新大阪ビル」の高さは約100mで飛行高度約300mだが、実際に見ると高度はかなり低いし、騒音もそれなりに聞こえる。
逆方向(14ワンフォー)
通常、伊丹空港着陸機は新大阪駅付近で高度300mで北西方向に着陸進入する。
しかし、東風5m以上の場合は、逆方向に着陸する。具体的には新大阪駅を西側に迂回して尼崎上空から宝塚へ北上する。その後、伊丹空港に着陸する。
尼崎付近の着陸機の高度は、400m~450mと思われる。
ちなみに、逆方向に離陸着陸する比率は年間通じて3%と言われる。
2018年の記事ですか、再掲します。
伊丹空港の着陸機が以前よりも低い高度で空港に進入しているように思えたので、いろいろ調べてみた。
出典 国土交通省
国土交通省の資料ではJR新大阪駅付近で「高度1,100 ft(300m)」となっている。
しかし、換算がおかしいので、当ブログでは「高度1,100ft(330m)」とします。
JAL機 新大阪駅の高度「903ft(275m)」
ANA機 新大阪駅の高度「884ft(269m)」
コメント
国土交通省の資料では新大阪駅の高度は「1,100ft(330m)」となっている。
しかし、2018年10月現在、フライトレーダー24というアプリでは「高度900ft(274m)」になっている。
その理由を考えてみた。
・飛行機は、高度が低いと騒音は大きくなるが、飛行機が低騒音化したため高度を下げることができた?
・羽田空港では2020年に都心上空ルートを開設する。そのための準備として「高度と騒音の実験」を伊丹空港でしている?
・2018年10月9日から神戸航空交通管制部が運用開始し、高度の変更があった?
・ILS(計器着陸装置)を更新したら進入角度が変更になった?
・新大阪付近の建物の高さ制限を30m高くするため、逆に飛行機の高度を30m下げて大丈夫か確認するため?
個人的には、「新大阪駅の高さ制限を緩和するため」の可能性もあると思う。
当ブログの理解では、新大阪駅の航空法の高さ制限は本来130mだが、クレーンの高さ(約30m)も制限対象になるので、「130m-30m=高さ100m」となり、新大阪駅では高さ100mの建物しか建設できない。
このクレーンの高さ約30mを制限対象外にして、高さ130mの建物を認める可能性もあると思う。
そのためには、本来は建物の高さを30m高くして、伊丹着陸機への影響を調査すべきだが、現実的にはかなり難しい。
そこで、逆に飛行機の高度を30m下げて、影響がでるかどうか調査しているのではないか?
そもそも、飛行機の高度が下がっていない可能性もあるし、季節的なものかもしれなし、アプリの誤差かもしれない。
したがって、「予想+予想」のかなり個人的な記事なので「そうかもれない」という感じでご理解下さい。