日経不動産マーケット情報によると、JR九州は、福岡市に本社にある(株)サンラインズから閉館中の「ホテルサンライン京都祇園四条(76室)」(京都市東山区)を取得した。
場所は「八坂神社」の南側で東大路通りに面した土地で、敷地面積は地図上で確認した限りでは1,000㎡程度と思われる。
八坂神社、清水寺、建仁寺、祇園などが徒歩圏で観光に便利な立地。
引用・参照
【売買】京都・祇園の閉鎖ホテルを取得、JR九州|日経不動産マーケット情報 https://t.co/56SWO80INd
— 関西散歩ブログ (@KansaiSanpo) May 27, 2020
近年、京都ではホテル開業が相次ぎ、一般的なホテル(客室面積20㎡~30㎡)は飽和状態になっている。2019年頃からは外資系高級ホテルが「客室面積を広くし、客室数を少なくしたスモール・ラグジュアリー・ホテル(SLH)」を開業させている。
当ブログの予想も、客室数40室~50室で客室面積50㎡の「スモール・ラグジュアリー・ホテル(SLH)」となると思われる。
しかし、この「スモール・ラグジュアリー・ホテル(SLH)」のマーケットは富裕層を顧客層にもつ外資系ホテルが有利なので、JR九州単独開発の可能性は低い。
したがって、スキームとしてはJR九州が土地と建物を保有し、外資系ホテルがホテル運営を担当するのではないか?
それとも、JR九州の豪華観光列車「ななつ星」の顧客層向けに単独開発するのだろうか?開発面積はそれほど広くはないが、JR九州のホテル経営の方向性が分かるエポックメーキングなホテルとなるかもしれない。
ホテルサンライン京都祇園四条 物件概要
施設名 | ホテルサンライン京都祇園四条 |
所在地 | 京都市東山区清井町493-1 |
客室数 | 76室 |
階数 | 地上5階 |
開業 | 2012年11月29日 |
アクセス
京阪電車「祇園四条駅」から徒歩7分