グラングリーン大阪(2024年9月)
昭和の時代は、スマホがなく、人出を駅の乗降客数で推測していた。
しかし、東京の場合、郊外の住宅地から小田急、京王、西武などの私鉄で新宿駅にやってきて「JR山手線」に乗り換えるだけの利用者も含まれており、新宿の「人出」という点では不正確な数字だった。
しかし、令和の時代は、スマホの位置情報からより正確な「人出」の調査できるようになった。
スマホの位置情報から、500m×500mの範囲(メッシュ)の人出を推測しているサイトがある。
ただし、駅を中心とする500m×500mの範囲内の人出で、その範囲外の人出は含まれない。
例えば、新宿の場合、西新宿から東新宿(新宿3丁目)まで1km以上あるがそのうちの駅中心の500mしか調査されていない。
同様に、大阪駅の場合も、グラングリーン大阪(南街区)から旧・泉の広場までの1㎞のうち大阪駅中心の500mしか調査対象になっていない。
エリア | 休日ピーク(人) | 平日ピーク(人) |
大阪駅 | 52,000 | 50,000 |
新宿駅 | 35,000 | 45,000 |
池袋 | 40,000 | 35,000 |
渋谷 | 28,000 | 30,000 |
東京(大手町) | 24,000 | 51,000 |
東京(日本橋) | 24,000 | 51,000 |
横浜 | 42,000 | 34,000 |
名古屋駅 | 30,000 | 40,000 |
名古屋(栄) | 20,000 | 22,000 |
京都駅 | 20,000 | 16,000 |
神戸(旧・居留地) | 22,000 | 22,000 |
福岡(博多駅) | 29,000 | 30,000 |
福岡(天神) | 28,000 | 28,000 |
休日の人出
スマホの位置情報から、JR大阪駅を中心(500m×500mの範囲)エリアの「休日の人出」は52,000人で新宿を抜いて日本一になった可能性がある。
もちろん、新宿は西新宿から東新宿(新宿3丁目駅)まで1km以上あるので、新宿のすべてのエリアとの比較ではない。
平日の人出
平日の人出も、梅田は約50,000人で、大手町(東京)や東京(日本橋)の51,000人肉薄している。
しかし、大手町(東京)と東京(日本橋)は隣接するエリアで、2エリア合計では102,000人になる。
梅田に隣接する「500m×500mの範囲のエリア」を2エリア合計した場合、10万人を超えるかどうかは、はっきりしない。
もしかすると、エリアを拡大すると東京駅周辺の方が人出は多いかもしれない。
休日の人出は、大手町(東京)や東京(日本橋)の2エリア合計でも48,000人なので、JR大阪駅の1エリア52,000人の方が多い。
500m×500mの範囲ではあるが、少なくとも「休日の人出」は、梅田(大阪駅)が日本一多いといえるかもしれない。
順位 | 駅名 | 利用者数 |
1位 | 新宿駅 | 277万人 |
2位 | 渋谷駅 | 262万人 |
3位 | 池袋駅 | 217万人 |
4位 | 横浜駅 | 190万人 |
5位 | 大阪駅(梅田駅) | 165万人 |
6位 | 東京駅(大手町駅) | 140万人 |
- JR西日本(大阪駅の1日の乗車人数):347,078人(2022年)
- JR東日本(東京駅の1日の乗車人数):403,831人(除く新幹線)2023年
- JR東日本(東京駅の1日の乗車人数):346,658人(除く新幹線)2022年
2022年の比較では、JR大阪駅の利用者数はJR東京駅(除く新幹線)よりも多い。