関西電力本社(右)
電力各社の売上高(2023年3月期)
(当ブログ調べ)
会社名 | 売上高(2023年3月期) | 営業損益(2023年3月期) |
東京電力 | 7兆7986億円 | -2,289億円 |
中部電力 | 3兆9866億円 | 1,070億円 |
関西電力 | 3兆9518億円 | -520億円 |
東北電力 | 3兆0072億円 | -1,800億円 |
九州電力 | 2兆2213億円 | -729億円 |
北海道電力 | 8,888億円 | -225億円 |
四国電力 | 8,332億円 | -122億円 |
北陸電力 | 8,176億円 | -737億円 |
沖縄電力 | 2,235億円 | -484億円 |
関西電力の2023年3月期の売上高は3兆9518億円、中部電力は3兆9866億円で、関電よりも348億円多かった。
営業損益も中部電力は1,070億円の黒字、関電は-520億円の赤字と収益的にも関西電力が劣勢になっている。
関電は原子力発電の比率が高く、長期間の原発停止により、割高なスポット市場からLNGなどのを調達せざるを得なかったのかもしれない。
一方、中部電力は、原発の比率が低く、恐らくLNGなどを長期契約で割安に調達できているのではないか?
関電の今後
電気自動車などが普及すると電力使用量が増加する可能性はある。
しかし、省エネ機器も普及しており、電気使用量が大幅に増加する見込みはない。
関電不動産開発などの不動産事業、通信・データセンター事業を本格的に展開する必要があるのではないか?
補足
北海道電力(売上高8,888億円)、四国電力(売上高8,332億円)、北陸電力(売上高8,176億円)の3社は売上高が同規模だ。
しかし、四国だけ新幹線がない。