NTT都市開発株式会社(東京)が神戸ウォーターフロントエリアの開発中の関西最大級のアリーナの名称が「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」に決定した。
自動車小売り業などを手掛ける「ジーライオン(神戸市)」がネーミングライツを獲得した。
2025年大阪・関西万博の開催にあわせた2025年4月の開業を目指す。
建物の規模は、敷地面積約23,700㎡・延床面積約32,300㎡・地上7階建・収容人数約1万人で、設計・施工は大林組、運営は「株式会社One Bright KOBE」が担当する。
また、プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地となる予定。
新港第二突堤エリア全体の愛称は「TOTTEI 」に決定し、アリーナ周辺エリアに「TOTTEI PARK(トッテイパーク)」を整備する。
位置図
出典 NTT都市開発
地図
西側上空から望む
施設名称 | ジーライオンアリーナ神戸 |
英語表記 | GLION ARENA KOBE |
計画名 |
新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業(KOBE Smartest Arena) |
所在地 | 神戸市中央区新港町130番1、130番2 |
用途(旧計画) |
|
敷地面積 | 約23,700㎡ |
延床面積 | 約32,300㎡ |
収容客数 | 約10,000人 |
構造 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
高さ | (旧計画 約30m) |
階数 | 7階 |
土地所有者 | 神戸市 |
建物所有者 | NTT都市開発株式会社 |
運営会社 | 株式会社 One Bright KOBE |
設計 | 株式会社大林組 |
施工 | 株式会社大林組 |
コンストラクションマネジメント会社 | 株式会社山下 PMC |
着工 | 2023年4月 |
竣工予定 | 2025年2月 |
開業 | 2025年4月 |
アクセス | JR「三ノ宮駅」から約1.5km(徒歩約20分) |
夜景イメージ
バスケットボール
音楽コンサート
出典 神戸市
スキーム
土地所有者は神戸市、建物所有者はNTT都市開発、運営は「株式会社 One Bright KOBE」が担当する。
ジーライオンアリーナ神戸の特徴
本計画地は、「神戸ウォーターフロントビジョン」(神戸市)の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置し、270度海に囲まれる絶景のロケーションとなる。
神戸空港や新幹線とのアクセスの良さ、都市機能が集積する三宮エリアや異国情緒溢れる旧居留地との回遊性はもとより、メリケンパーク、ハーバーランドといった神戸を代表するスポットを望み、水際の魅力を最大限に活かしたシンボリックなアリーナとなる。
また、プロバスケットボール B.LEAGUE に所属する「神戸ストークス(旧:西宮ストークス)」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICE など、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナとして、神戸の新たなランドマークとなる。
神戸市役所から撮影
出典 神戸市(当ブログで加筆)
コメント
以前の計画では延床面積約25,301㎡だったが、新計画では延床面積約32,300㎡と規模が拡大している。
もしかすると、老朽化している神戸市内の他のアリーナを再編する動きになるかもしれない。
施設名 | KOBE Smartest Arena | ワールド記念ホール |
敷地面積 | 約38,000㎡(公募対象地 約19,340㎡) | 10,286㎡ |
建築面積 | 10,228㎡ | 7,739㎡ |
延床面積 | 25,301㎡ | 13,325㎡ |
高さ | 約30m | 最高天井高約30m |
階数 | 地上5階建 | 地上3階建・地下1階 |
最大収容人数 | 10,000名以上 | |
座席数 | 8,000席
(固定席+可動席) |
8,000席
(固定席3,528席+アリーナ仮設約4,500席) |
延床面積はワールド記念ホールの約1.9倍と広く、スタンディングを含む場合の最大収容人数は12,000名~14,000名程度ではないか?
神戸アリーナ(KOBE Smartest Arena)は、神戸港の新港突堤西地区(第2突堤)に建設される「1万人以上収容可能なアリーナ」で2024年8月~9月にオープンする予定。
2021年3月26日、神戸市は、新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業の事業者として、以下の事業者を優先交渉権者に決定したと発表した。
- 代表企業 エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
- 構成員企業 株式会社スマートバリュー、株式会社NTTドコモ
引用 神戸市 https://www.city.kobe.lg.jp/documents/38068/press.pdf
スキーム
神戸市がNTT都市開発に数十年の期間で土地を賃借、NTT都市開発がアリーナを建設し「株式会社 One Bright KOBE」が運営を行うと予想される。
参照 https://news.livedoor.com/article/detail/20921782/
新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業 概要
出典 神戸市
名称 | 新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業(KOBE Smartest Arena) |
所在地 | 神戸市中央区新港町130番2 |
用途 |
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面積 | 約38,000㎡(公募対象地 約19,340㎡) |
建築面積 | 10,228㎡ |
延床面積 | 25,301㎡ |
構造 | RC造、SRC造、S造 |
高さ | 約30m |
階数 | 地上5階建 |
建築主 | |
設計 | |
施工 | |
着工 | |
竣工予定 | 2024年8月~9月 |
アクセス | JR「三ノ宮駅」から約1.5km(徒歩約20分) |
アリーナと周辺整備
出典 神戸市
プラザ
- 興行時、非興行時ともに、様々なイベントが開催可能で、最大3千人が 滞留できるオープンスペース
出典 神戸市
コリドー
- アリーナと水際緑地をつなぐ、歩行者専用の街路空間を創出 ・コリドー沿いには、飲食店舗やオープンテラスを計画
位置図(出典 神戸市)
新港突堤西地区の様子(住友倉庫)
新港突堤西地区の様子(三菱倉庫)
出典 神戸市
神戸税関前歩道橋は2023年春に完成する予定で、本件アリーナの完成時期2024年には三宮とのアクセスは現在よりも改善されることになる。
2021年3月撮影(神戸税関前歩道橋)
神戸税関
2021年9月17日、NTTドコモ(東京)とスマートバリュー(大阪)は、神戸アリーナ(仮称)の運営会社「株式会社 One Bright KOBE」に出資すると発表した。
当ブログ調べでは、出資額は2社合計で7億円で、出資後の「株式会社 One Bright KOBE」の資本金は7億5000万円となると見られる。
名称 | 株式会社 One Bright KOBE |
所在地 | 神戸市中央区浪花町56 起業プラザひょうご内 |
設立年月 | 2021年4 月 |
事業内容 | ・アリーナはじめとする公共財の運営と興行の企画 |
・IT を活用したまちづくりおよび電子行政の推進 | |
・地球環境問題等、社会課題解決に繋がる新たなビジネスモデルの創発 |
出典 NTTドコモ
NTTドコモは東京2020オリンピックで、バドミントン競技ホログラフィック映像のライブ伝送実証を行っている。
出典 NTTドコモ