「神戸を大阪のベットタウンにしない」発言に感じる「不自由さ」「違和感」「時代遅れ感」

「神戸を大阪のベットタウンにしない」と公言する人がいる。

この発言に違和感を感じる。

というのも、どこに住んで、どこに通勤するかは、日本では自由なはずだ。

 

日本国憲法22条第1項では「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」を規定している。
神戸市民が「ある職業」を選択したとき、その仕事をするには大阪に通勤しなければならないケースもあると思う。
しかし「神戸を大阪のベットタウンにしない」発言があると神戸から大阪に通勤しづらい状態になるのではないか?
繰り返しになるが、どこに住むか、どこに通勤するかは、完全に個人の自由なはずだ。
そういう個人の権利を否定する「神戸を大阪のベットタウンにしない」発言は、憲法違反と言わないまでも「憲法の趣旨に反する」発言と言わざるを得ない。
また、大阪と神戸が協力して関西経済を復活させるという意思も感じられない。
日本国憲法99条には「(略)裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」
「神戸を大阪のベットタウンにしない」と発言するなら「憲法の趣旨に反しない根拠」にも言及すべきだろう。
つーか、「神戸をベットタウンにしない」ってだけでいいのに、なんでわざわざ「大阪」って出すのかな?
大阪府民からしたら「神戸がベットタウンになるかどうかは」は「神戸の中だけ」で議論して欲しい。
大阪と兵庫(神戸)の最低賃金格差
都府県名最低賃金(時給)
大阪府964円
兵庫県900円
東京都1,013円
神奈川県1,012円
埼玉県928円
千葉県925円

神戸市の人口が減少している理由の一つが大阪府よりも最低賃金が低いことだと思う。

神戸市民が最低賃金の高い大阪に通勤するのは当然で、実際、大阪への通勤に便利な尼崎市や西宮市の人口は増加している。

「神戸を大阪のベットタウンにしない」と発言するのは簡単だ。

しかし、責任ある立場なら「兵庫県の最低賃金を引き上げて、大阪との格差を縮小すべき」ではないか?

大阪より低い兵庫(神戸)の最低賃金を放置しながら「神戸を大阪のベットタウンにしない」と発言するのは、神戸市民に最低賃金の安い「兵庫(神戸)」で我慢しろと言うもので、まるで中世領主のような時代遅れを感じる。

また、神戸市民は、埼玉や千葉よりも神戸が都会と思っているかもしれないが、現実には兵庫(神戸)の最低賃金は埼玉や千葉よりも低い。

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