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神戸市がシリコンバレーに海外事務所を開設した背景を考える

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 神戸市役所

 神戸市は2019年5月8日に、米・サンフランシスコのシリコンバレーに4か所目となる海外事務所を開設した。

神戸市は、この「シリコンバレーオフィス」を拠点に、シリコンバレーのIT企業を神戸に誘致し、逆に神戸のベンチャー企業の米国進出をサポートする。

 

コメント

神戸市がIT企業の誘致・育成に力を入れているのは、神戸の「重厚長大産業」の不振が背景にあると思う。

神戸は「おしゃれな街」のイメージがあるが、その一方で1970年代までのは造船・製鉄などの「重厚長大産業」が神戸の成長の原動力となった。

しかし、1980年代からの円高などにより海外へ工場が移転し、21世紀にはかつての勢いがなくなってきた。

そこで、神戸市は「重厚長大産業」の代わりにIT企業を誘致・育成しようとしていると思われる。

 

神戸市の海外事務所一覧

海外事務所 国・都市名
神戸・天津経済貿易連絡事務所 中国天津市
神戸・上海経済港湾連絡事務所 中国上海市
神戸シアトル・ビジネス・オフィス アメリカ・ワシントン州シアトル市
神戸シアトル・ビジネス・オフィス・シリコンバレーオフィス アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ市

シリコンバレー事務所は、コワーキングスペース(WeWork)に入居し、常駐の駐在員はおらず、シアトル事務所から月に数回出張する。

シアトルにはアマゾン本社があり、ITに詳しい神戸市の駐在員がいるのかもしれない。

 

日本国内のベンチャー支援

兵庫県も、県内起業家の支援施設「起業プラザひょうご」を2020年4月を目途に三井住友銀行神戸本部ビル2階(765平米)に移転させる。

現在はJR三ノ宮駅の近くの複合ビル「サンパル」に入居している。

サンパルは再開発計画があり、またベンチャー企業への融資を増やしたい三井住友銀行と連携する狙いがあるかもしれない。

神戸市は、神戸市内に事務所を構えると賃料など3年間で最大1,150万円を補助する。

 

コメント2

2018年11月撮影

神戸市のシリコンバレー事務所の開設は、「(神戸市役所)医療・新産業本部 新産業部 新産業課」がプレスリリースを発表している。

4,400億円を投資した「神戸医療産業都市」が上の写真のような状態なので、今度はベンチャーですか?

この記事は、「かずや」さんのSNSの投稿を見て書いてみました。

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