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【2019年版】なぜ、神戸は不人気な観光地になったのか?

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神戸港(筆者撮影)

「神戸」は不人気な観光地

神戸は「おしゃれ」「異国情緒」と言うイメージがあるが、ここ数年は不人気な観光地になっている。特に外国人観光客が少ない。

2018年の年間外国人延べ宿泊数は、

  • 東京都 2,177万人(全国1位)
  • 大阪府 1,389万人(全国2位)
  • 京都府   571万人(全国4位)
  • 広島県   121万人(全国15位)
  • 兵庫県   119万人(全国16位)

やはり、外国人観光客は兵庫・神戸をスルーしていると言える。

大阪府の10分の1以下しか外国人が宿泊していない。

なぜ、兵庫・神戸は不人気な観光地になったのか?

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神戸はインスタ映えするのに不人気?

神戸の海は、誰でも綺麗に撮影できる。いわゆるインスタ映えする風景だ。

しかし、観光地としては神戸は、あまり人気がない。何故か?

確かに「神戸の海」はインスタ映えするが、プロのカメラマンが天候のいい時に撮影した写真以上には綺麗に撮影できない。

つまり、旅行前に「神戸の写真」を見た時の満足度を100%とすると、実際に神戸に行った時の満足度は70%~80%くらいなってしまう。

神戸に行った時の満足度を100%に近づけるには、なんらかの体験が必要だ。

しかし、神戸にはそういう体験型施設がない。

 

関東圏から神戸に行く理由がない?

東京・お台場(筆者撮影)

関東圏の人は、東京のお台場や横浜に日帰りで行ける。

そのため、「神戸の海」を見るために旅行代金3万円以上払って神戸に行きたいとは思わない。

また、大阪など関西圏の人も数年に1回くらい、神戸に行けば満足するのでリピーターにはならない。

 

神戸の中心地「三宮駅」周辺が残念

阪急「神戸三宮駅」北側

神戸の港の風景を見るために、三宮駅や元町駅で下りると、雑多な街並みが目にはいる。

また、神戸港が見える商業施設「神戸ハーバーランドumie」にしても、観光客目当てのレストランが多く、感激するほどの食事は期待できない。

神戸市内には、おしゃれなカフェもあるのだが、そこからは海は見えない。

結局、「神戸の海」と「食事体験」が結びつかない。連続性がないのだ。

 

神戸は「会員制レストラン」と「B級グルメ」が多い?

神戸人は外国文化の影響なのか、「会員制レストラン」が多いと思う。

例えば、「北野坂にしむら珈琲店」も1974年に日本初の会員制喫茶店として開業している。(1995年の阪神大震災後、一般にも開放された)

当然だが、一般観光客は会員制レストランには入店できない。

日本全国どこでもそうだが、観光客用レストランは高くて美味しくない。

したがって、神戸のグルメと言えば某大手デパート前の「コロッケ屋」で立ち食いしたり、高架下の中華料理屋のパイプ椅子で食事したりすることになる。

実際、中華街は100円~300円のB級グルメばかりになってしまった。

「神戸はおしゃれ」というのは、神戸市内全体を見れば、疑問符がつく。

 

坂があって不便

神戸の市街地は小さいので徒歩で回れるが坂が多く不便だ。しかも、地下鉄の駅がないところも多く、観光用のループバスも使い勝手が悪い。

 

逆に「なんば・心斎橋」は、なぜ外国人客に人気なのか?

外国人旅行者にとって、「なんば・心斎橋」は関空からアクセスがいい。

しかも、高級ブランド店やドラッグストアが多く、「なんば・心斎橋」のホテルに宿泊すれば、徒歩で買物や食事がでできる。

また、京都の神社仏閣、大阪の大阪城、USJ、海遊館に行くのにも「なんば・心斎橋」は交通アクセスがいい。

一方、神戸には「大阪のUSJ」や「京都や奈良の神社仏閣」のような目玉となる観光施設がない。

欧米人にとって、神戸の居留地や異人館は珍しいものではないし、アジアからの観光客にとっても、自国には欧米の植民地時代の歴史的西洋建築があり、神戸を観光する意味はない。

 

今後の見通し

神戸は、リアリティのない「おしゃれな神戸」路線を変更することはないだろう。

また、神戸には、「京都や奈良の寺院」「大阪城」「USJ」「海遊館」を超える観光施設の計画もない。

したがって、今後も外国人・日本人も神戸を観光することは少ないだろう。

もちろん、逆に、外国人観光客が少ないという点に魅力を感じる日本人観光客もいるだろう。

しかし、そういう人は定年退職した高齢者に多く、神戸は高齢者の観光地になるのかもしれない。

 

そもそも、1950年~1960年の神戸のイメージは港湾労働者や暴力団の多い暗黒社会だった。

その後、1970年代に朝ドラで「神戸の異人館」が取り上げられ、「異国情緒のあるおしゃれな観光地」というイメージが定着したに過ぎない。

1970年代から「インスタ映え」を意識していた神戸人はすごいが、そこから40年経っても神戸は何の進歩もしていない。

神戸のインバウンド需要を拡大させるためには、表層的な「おしゃれな街」イメージを止めて、水道筋商店街などのリアルな街をアピールする必要がある。

それらを「B面の神戸」「シタマチコウベ」とアピールしているが、中途半端すぎて、なんの魅力もない。

 

まとめ

神戸は「おしゃれな街」というイメージがあるが、実際は三宮駅周辺など昭和の下町の風景のままで、「おしゃれな街」を期待した観光客は失望する。

神戸が観光地として復活するには、

  1.   本当に街全体を「おしゃれな街」にする
  2. 「神戸はおしゃれな街ではない」と宣言する

この2択だと思う。

しかし、神戸人って本当はケチだから、「おしゃれな街」を作っても観光客だけが利用するだけになってレベルを維持できない。

結局、「神戸=おしゃれな街」を返上して、一から観光都市「神戸」を作ることをしないと、観光都市「神戸」の復活はないだろう。

 

有馬温泉

京都や大阪にない神戸の観光と言えば「有馬温泉」だと思う。しかし、三宮駅から有馬温泉へのアクセスがよくない。

 

2018年 外国人宿泊数(都道府県別)

兵庫県は全国16位と低迷している。

順位 都道府県名 外国人宿泊数(2018年)
1 東京 2,177万人
2 大阪 1,389万人
3 北海道 818万人
4 京都 571万人
5 沖縄 525万人
6 千葉 406万人
7 福岡 316万人
8 愛知 291万人
9 神奈川県 252万人
10 山梨 219万人
11 静岡 181万人
12 長野 146万人
13 大分 134万人
14 岐阜 123万人
15 広島 121万人
16 兵庫 117万人

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