完成予想図(国道2号線からの眺望)
株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(東京)は、2024年6月1日(土)に「神戸須磨シーワールド」とオフィシャルホテル「神戸須磨シーワールドホテル(80室)」を同時開業した。
神戸須磨シーワールドは、「オルカスタディアム」「ドルフィンスタディアム」「アクアライブ」で構成され、延床面積は2万2840㎡(須磨海浜水族園の約1.5倍)、水槽やプールの水量は約1万3000トン(同4.3倍)。
旧・須磨海浜水族園からの引き継いだ522種、約1万7000点とシャチ2頭(ステラ・ラン)など希少生物が展示される。
入館料は変動制だが、2024年6月は(大人3,100円)。
シャチの見えるブッフェレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム(大人4,000円)」も2024年6月1日にオープンする。
アクセス
- JR「須磨海浜公園駅」から徒歩5分
- 山陽電鉄「月見山駅」から徒歩10分
- 駐車場1,110台
神戸須磨シーワールド 概要
完成予想図(出典 サンケイビル)
名称 | 神戸須磨シーワールド |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5 |
規模 | 総水量は13,000トンで、海遊館(大阪市)の11,000トンを超え、西日本最大級の水族館となる。 |
営業時間 | 平日 10:00~18:00
土日祝 10:00~20:00 ※但し、季節により変更あり |
オルカパフォーマンス | オルカスタディアム(2,500席)
(2024年6月1日土曜日)
(2024年6月3日月曜日) |
レストラン | シャチの見えるレストラン 「ブルーオーシャン オルカスタディアム」11:00~17:00(季節により変更あり) |
定休日 | 不定休 |
開業日 | 2024年6月1日(土) |
(左がイルカスタディアム:右がオルカスタディアム)
カフェなどの集客施設「松の杜ヴィレッジ(5店舗)」は2023年9月1日に開業している。
神戸須磨シーワールドのシャチ(オルカ)
- ステラ(38歳・メス)名古屋港水族館から移送
- ラン(18歳・メス)鴨川シーワールドから移送
シャチ(オルカ)の国内飼育数(2024年6月現在)
- 鴨川シーワールド 3頭(ラビー・ララ・ルーナ)すべてメス
- 名古屋港水族館 2頭(アース・リン)アースのみオス
- 神戸須磨シーワールド 2頭(ステラ・ラン)すべてメス
「図2」オルカスタディアム
オルカ用プールはメンイプール1つ、サブプール3つの合計4プールが描かれている。
オルカレストラン
水族園を全面改修し、西日本で唯一「シャチ」が見られる「オルカスタディアム(2,500人)」「イルカスタディアム」「アクアライブ」の3棟で構成する。
イルカスタディアム(出典 神戸市)
利用料金区分 | 料金 |
---|---|
大人料金 | (通常)3,100円(2,900円~3,700円) |
小人(小学生・中学生) | (通常)1,800円(1,700円~1,800円) |
幼児(4歳~6歳) | (通常)1,800円(1,700円~1,800円) |
シニア(65歳以上) | (通常)2,500円(2,300円~3,100円) |
- オルカスタディアムではシャチのダイナミックなパフォーマンスを楽しめる
- 横幅21m×高さ2.7mの窓越しにシャチを観ながら食事ができるブッフェレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」(オルカスタディアムの観客席の下にあたる1階)
- イルカとふれ合い生態を学ぶことができる「ドルフィンビーチ」
- 横幅12m×高さ2.7mのワイドな水槽の前でイルカを観察できる「ドルフィンホール」
エリア | 兵庫県・神戸市 |
店舗名 | 神戸須磨シーワールドホテル |
所在地 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5 |
客室数 | 80室 |
特徴 | 全客室がオーシャンビュー 宿泊者は「神戸須磨シーワールド」入館無料イルカと泳ぐ「ドルフィン ラグーン」を併設クルーズ船をイメージした「シーワールドアクア」(1人6万6500円~) 癒しの水槽を備えた「プレミアキングアクア」(1人4万8500円~) |
開業 | 2024年6月1日 |
アクセス | JR須磨海浜公園駅より徒歩約5分 |
出典 神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体
神戸市が「神戸市立須磨海浜水族園」と「須磨海浜公園エリア」の合計約14haを「神戸須磨シーワールド」とし再整備するもので、サンケイビルなど7社で構成する「神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体」が事業費370億円を負担し、30年間施設を管理するが、土地は神戸市所有のままとなる。
- にぎわい施設エリア「松の杜ヴィレッジ(5店舗)」-2023年9月1日開業
- 神戸須磨シーワールド -2024年6月1日開業
- 神戸須磨シーワールドホテル(7階建・80室) -2024年6月1日開業
開発区域は須磨海浜公園全体約14haのうち約10haで「西日本最大級」の水族館を目指す。
また、シャチを展示し、その泳ぐ様子を眺めながら飲食できるレストランも開設。
イルカのショーを楽しんだり、直接触れ合えたりするコーナーも併設する。
「図1」園地・にぎわい施設
施設 | 園地・にぎわい施設「松の杜ヴィレッジ」 |
供用開始 | 2023年9月1日 |
棟数 | 3棟(A棟・B棟・C棟) |
店舗数 | 5店舗 |
店舗 | スターバックス(A棟)
ベーカリーカフェ BREAD FLAVOR(A棟) ムラサキスポーツ(A棟) レッドロブスター(B棟) YURT CAFE&BBQPARK(C棟) |
園地エリア面積 | 48,100㎡ |
にぎわい施設延床面積 | 2,012㎡ |
公園内には「カフェ」や「グランピング施設」も整備する。
サンケイビル子会社「グランビスタ ホテル&リゾート」が運営する鴨川シーワールド(千葉県)と連携し、イルカの人工繁殖など調査研究にも力を入れる。
- 「サンケイビル」(代表企業)
- 「JR西日本不動産開発」(構成員)
- 「竹中工務店」(構成員)
- 「芙蓉総合リース」(構成員)
- 「阪神電気鉄道」(構成員)
- 「グランビスタ ホテル&リゾート」(構成員)
- 「三菱倉庫」(構成員)
- 「阪神園芸」「浅井謙建築研究所」「E-DISIGN」の3社が協力者となる。
2023年5月末に閉館した「神戸市立須磨海浜水族園」の跡地に、神戸市の公募によって選定された「神戸須磨Parks+Resorts共同事業体」(代表構成団体・サンケイビル / 構成団体・三菱倉庫、JR西日本不動産開発、竹中工務店、芙蓉総合リース、阪神電気鉄道、グランビスタ ホテル&リゾート)が、須磨海浜公園と一体的に再整備し、運営・管理する。
「図1」園地・にぎわい施設
施設 | 園地・にぎわい施設「松の杜ヴィレッジ」 |
供用開始 | 2023年9月1日 |
棟数 | 3棟(A棟・B棟・C棟) |
店舗数 | 5店舗 |
店舗 | スターバックス(A棟)
ベーカリーカフェ BREAD FLAVOR(A棟) ムラサキスポーツ(A棟) レッドロブスター(B棟) YURT CAFE&BBQPARK(C棟) |
園地エリア面積 | 48,100㎡ |
にぎわい施設延床面積 | 2,012㎡ |
公園内には「カフェ」や「グランピング施設」も整備する。
所在地 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町一丁目、須磨浦通一丁目 | ||||
敷地面積 | 開発区域:約 101,900 ㎡(公園全体:約 139,000 ㎡) | ||||
交通アクセス |
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用途 | 園地 | 神戸須磨シーワールド(水族館) | 神戸須磨シーワールドホテル | にぎわい施設「松の杜ヴィレッジ(5店舗)」 | 駐車場 |
開業予定 | 2023年9月 | 2024年6月1日 | 2023年9月1日 | 2023年5月 | |
設計 | 浅井謙建築研究所 | 竹中工務店 | 浅井謙建築研究所 | 浅井謙建築研究所 | 浅井謙建築研究所 |
施工 | 竹中工務店 | 竹中工務店 | 鴻池組 | 前川建設 | 鴻池組 |
- 事業費370億円は民間事業者負担となるため、入場料(大人)は旧館の1,300円から3,100円へと大幅に値上げされる予定
過去記事
新水族館入場料と集客目標
料金 | 大人(高校生以上) | 小人(小中学生) | 幼児(4~6歳) | シニア(60歳以上) |
一般料金 | 3,100円 | 1,800円 | 2,500円 | |
学校・団体料金 | 1,550円 | 900円 | 1,860円 | |
神戸市民料金 | 設定なし | 500円(年1回) | 0円(年1回) | 設定なし |
出典神戸市
- 2024年の開業年の入場者数目標は250万人で、安定年で200万人を目指す。
- 約50万人は無料入園者と思われるので、有料入園者は150万人(大人100万人、小人・幼児50万人)、入園料総額は40億円と予想される。
旧・須磨水族園の入園料
区分 | 大人(18歳以上) | 中人(15歳~17歳) | 小人(小・中学生) | 幼児 |
入園料 | 1,300円 | 800円 | 500円 | 無料 |
関西の他の水族館の入場料金
施設名 | 入場料(大人) | 年間入場者数 |
海遊館(大阪) | 2,700円 | 200万人 |
京都水族館 | 2,400円 | 180万人 |
ニフレル(大阪) | 2,200円 | 200万人 |
アトア(神戸) | 2,400円 | 100万人 |
須磨海浜水族園(有料入場者数) | 1,300円(旧価格) | 77万人 |
須磨海浜水族園 概要
- 1957年 須磨水族館として開館
- 1987年 須磨海浜水族園として再オープン
- 1989年 イルカライブ館オープン
- 階数 3階
- 構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)
- 敷地面積 23,700㎡
- 延床面積 14,500㎡(12,505㎡という情報もある)
- 本館大水槽 1,200トン(野外水槽も含め合計3,100トン)
- 2016年度 入園者1,212,750人(うち有料 768,822人)
「須磨海浜水族園建替え事業」は当初、2017年度に公募で再整備事業者を選定し、2018年度に建設計画を策定する予定だった。
コメント
京都や大阪に相次いで民間水族館がオープンし、須磨海水浴場の不人気も影響し、須磨海浜公園エリアの集客力が落ちているため、再整備すると思われる。
- 2012年 京都水族館(延床面積 10,974㎡)がオープン
- 2015年 ニフレル(大阪府吹田市 延床面積約7,200㎡)がオープン
- 2021年 アトア(神戸)がオープン