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アジアゲートウェイを目指す熊本県「新広域道路交通計画」を策定「熊本空港 → 市街地20分」

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阿蘇くまもと空港

出典 熊本国際空港株式会社

熊本国際空港株式会社は、阿蘇くまもと空港の「新旅客ターミナルビル」の建設に2021年1月15日に着工し、2023年春に開業する予定。

建物の規模は、4階建・延床面積37,500㎡、設計は日建設計・梓設計JV、施工は大成建設が担当する。

新ビル施設整備を目的とする設備投資の投資総額は183億円。

 

 

熊本県は、平成28年3月の「九州地方 九州圏広域地方計画」の中で、世界の成長センターであるアジア地域の成長力を「九州(熊本)」に引き込む「ゲートウェイ九州」を目指すとしている。

そのために、空港が重要であるが、熊本空港から熊本駅前までは空港バスで53分とアクセスが悪く改善が必要になっていた。

そこで、熊本県は2021年6月15日、今後20年~30年間の中長期的な視点から道路交通の整備方針を定めた「新広域道路交通ビジョン」と「熊本県新広域道路交通計画」を策定し、「熊本空港ー熊本市街地」の所要時間を20分に短縮する計画を発表した。

https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/99079_155005_misc.pdf

 

出典 熊本市

  • 熊本空港=熊本市街地まで20分(現在53分)
  • (熊本空港=高速道路ICまで10分)+(高速道路IC=熊本市街地まで10分)

 

熊本空港まで20分

 

熊本空港連絡道路(出典熊本県)

 

熊本へ行くのに福岡空港経由が便利?

熊本へ飛行機で行く場合、福岡空港経由の方が便利な場合がある。
具体的には、福岡空港=JR「博多駅」は地下鉄で5分、JR「博多駅」=JR「熊本駅」は新幹線で32分と乗換え時間を含めて50分~1時間で行ける。
一方、熊本空港=熊本市街地はバス53分だが渋滞で遅れることもある。
福岡空港の方が便数が多く、LCCも多数就航している。その結果「羽田=福岡」の航空運賃の方が「羽田=熊本」の航空運賃よりも安いことがあり、トータルで考えると福岡空港経由の方が時間が速く、料金もほとんど変わらないこともある。

 

地図

 

鉄道アクセス改善案

熊本空港の鉄道アクセスについても改善が検討されている。

具体的にはJR豊肥本線「三里駅」から分岐ルート(330億円~380億円)などが検討されていた。

台湾の半導体大手TSMCの新工場が菊陽町に建設されることになり、肥後大津駅から分岐する「肥後大津ルート」が有力となっている。

事業費は410億円で、2034年度の開業を見込む。

出典 国土交通省

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