「都市再生緊急整備地域」とは、市の再生の拠点として、都市開発事業等を通じて、緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域とされる。
大阪府下では12地域が指定されているが、2017年8月2日に京橋駅周辺が範囲拡大され指定された。
現在、大阪では梅田(大阪駅)、難波、天王寺が3大ターミナルとなっている。
今回の再開発計画で、京橋がそれらに次ぐ第4のターミナル・拠点として整備されることが期待される。
まず、京橋駅周辺にはJR環状線京橋駅、JR東西線京橋駅、京阪京橋駅、地下鉄京橋駅があり、それらの駅間やOBPを立体的な歩行者空間で整備する計画がある。
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大阪府内の都市再生緊急整備地域
- 大阪駅・中之島・御堂筋 490ha
- 難波・湊町 36ha
- 阿倍野 21ha
- 大阪コスモスクエア 154ha
- 京橋駅、OBP駅、天満駅 68ha(2017年8月2日範囲拡大)
- 堺鳳駅 70ha
- 堺臨海地域 95ha
- 堺市駅西 27ha
- 千里中央駅 15ha
- 高槻駅 34ha
- 守口大日 80ha
- 寝屋川萱嶋駅東 48ha
都市再生緊急整備地域のメリット
- 道路上空利用の規制緩和
- 事業認可手続期間の短縮
- 金融支援
今後の再開発
- 新MID大阪京橋ビル 22階 116m(2017年9月工竣工)
- 読売テレビ新社屋 5万平米(2017年着工済、2019年竣工予定)
- (仮称)京阪京橋駅周辺開発計画
- (仮称)イオン京橋再開発計画(旧ダイエー京橋)
ケイ・オプティコムビル(旧仮称 新MID大阪京橋ビル)2017年9月 竣工
京橋・京阪モール
京阪京橋駅の商業施設「京阪モール」は2017年3月にリニューアルされ、地下1F、地上1階に京阪百貨店が入居している。
ちょっと言い過ぎかもしれないが、京阪モール内だけ見れば、渋谷ヒカリエのショッピングゾーンくらいの感じになっている。
14年ぶりにリニューアルされたばかりなので、今後10年くらいは、再開発はしないと予想される。
イオン京橋
イオン京橋店は旧ダイエー京橋店で老朽化しているので、再開発する可能性が高い。
常識的には駅直結の150m程度の超高層ビル建設と予想されるが、現時点では未発表となっている。
全体構想
最近の再開発は回遊性を重視しているので、JR大阪城公園駅からJO-テラス、OBP、京橋駅にかけ連携して再開発する可能性が高い。