2018年5月撮影
「三菱UFJ銀行大阪ビル」(旧三和銀行本店ビル)は高さ100mの超高層ビルに建て替えられ、2018年8月1日に竣工式が行われた。ただし、三菱UFJ銀行の営業は2018年8月27日からとなる。
本館(延床面積 48,855㎡)+別館(写真右 29,456.17㎡)=合計78,311.17㎡の大規模オフィスとなる。
大阪メトロ「淀屋橋駅(M17)」南口改札に直結する。
名称 | 三菱UFJ銀行大阪ビル本館 | 三菱UFJ銀行大阪ビル別館 |
住所 | 大阪市中央区伏見町3-5 | 大阪市中央区伏見町3-4 |
用途 | オフィスビル | オフィスビル |
敷地面積 | 3,178㎡ | 2,306㎡ |
建築面積 | 2,353㎡ | 1,596.41㎡ |
延床面積 | 4万8855㎡ | 2万9456.17㎡ |
容積率 | 1,332% | 1,096% |
高さ | 104.5m | 93.99m |
階数 | 地上21階・地下3階 | 地上18階・地下3階 |
構造 | 鉄骨造(S造)、一部SRC造 | 鉄骨造(S造)、一部SRC造 |
建築主 | 三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ銀行 |
設計 | 三菱地所設計・東畑建築事務所 | 三菱地所設計・東畑建築事務所 |
施工 | 大林組・錢高組・大末建設 | 大林組・錢高組・大末建設 |
着工 | 2015年5月 | 2015年7月 |
竣工 | 2018年3月 | 2018年3月 |
(三菱UFJ銀行大阪ビルには)銀行、信託銀行、証券の拠点が集約し、グループ連携がしやすくなるほか、関連会社の拠点が入居し、MUFGの西日本の旗艦拠点となる。
引用 産経新聞 https://www.sankei.com/west/news/180705/wst1807050005-n2.html
さらに、三菱UFJ銀行は、「債権」と「外国為替」業務について、災害時のバックアップ機能を大阪に置き、普段から行員を常駐させ、BCP(事業継続計画)を強化する。
ネットの求人情報では、三菱UFJ銀行大阪ビル9階に従業員食堂があり、1,200食~1,500食提供するとある。
御堂筋に面した全面ガラス張りのフロアが9階で、従業員食堂になるかもしれない。(当ブログ予想)
本館と別館を合わせ約2,500人が勤務するという。
社員食堂の求人情報で1,200食~1,500食とあるのは、「本館」だけかもしれない。
また、2018年3月竣工で8月稼働と日数がかかっている。
当ブログの予想だが、例えば、1フロアーすべてをシステム室とし勘定系システム(バックアップ)のような大規模なシステムが設置されたのかもしれない。
本館と別館は空中デッキで往来できる。
現地立面図
本館の御堂筋側のセットバック部分(歩道)も完成している。
今後も御堂筋沿いのビルは、高層化によりセットバックされると思われる。その結果、歩道が拡張され歩きやすくなる。
御堂筋に面した1Fは「カフェ レクセル御堂筋淀屋橋店」が入居する予定で、すでにテーブルも搬入されている。
御堂筋周辺にはタワーマンションが相次いで建設されており、休日に御堂筋をのんびり散歩する生活スタイルが定着するかもしれない。
一方、交通の利便性の悪い郊外の人口は減少すると予想される。
三菱UFJグループのオフィスは周辺に分散していたが、本館と別館に集約されるので、今後、御堂筋周辺のビルの再開発が進むと思われる。
規制緩和
御堂筋(淀屋橋~本町)ではビルの高さを60m(セットバック無しは50m)に制限していたが、2013年に規制緩和され100m超のビルも建設できるようになった。
ただし、伊丹空港の影響で航空法の規制により200mが上限となる。
この規制緩和により、今後も御堂筋沿いのビルの建替えが進むと思われる。
昭和30年~昭和40年にかけ、御堂筋には当時の建築基準法の「百尺(31m)」高さ制限により、水平線(スカイライン)が形成された。
その後、御堂筋に面するビルの前面の高さは50mまで緩和され、50mの水平ライン(スカイライン)とその上部の基壇(上限200m)を形成するようになる。
ただし、10mセットバックした場合はビル前面の高さは60mまで緩和される。
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」直結
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」の南側出口から地下で直接、アクセスできるようになった。