2019年11月(東面を撮影)
冠婚葬祭大手「ベルコ」は、旧歌舞伎座跡地に「ホテルロイヤルクラシック大阪」を2019年12月1日に開業した。
建物規模は地上19階建、150室で、新国立競技場を設計した「隈研吾」氏が設計、施工は鹿島建設が担当した。
低層部は旧新歌舞伎座のファサードのデザインを継承し、高層階はホテル客室となる。
難波の旧歌舞伎座跡地は老朽化のため2009年に閉館、2012年に冠婚葬祭大手の「ベルコ」が取得した。
名称 | ロイヤルクラシック大阪 |
住居表示 | 大阪市中央区難波4丁目3番25 |
用途 | ホテル |
客室数 | 150室 |
敷地面積 | 2,292.65㎡ |
建築面積 | 1,893.46㎡ |
延床面積 | 26,493.58㎡ |
容積率対象面積 | 22,348.55㎡ |
階数 | 地上19階・地下1階 |
高さ | 85.85m |
事業者 | ベルコ |
設計 | 隈研吾建築都市設計事務所 |
施工 | 鹿島建設 |
着工 | 2017年6月 |
竣工 | 2019年7月15日 |
開業 | 2019年12月1日 |
「東立面図」と「北立面図」
アクセス
2019年11月(南東から撮影)
2019年12月(11Fホテルロビーから撮影)
完成予想図
2019年11月(北東から撮影)
2019年11月(東面低層階を撮影)
「旧新歌舞伎座」の破風のデザインが再現され、エントランスには「HOTEL ROYAL CLASSIC」のサインボードが設置されている。
2019年12月
1Fにはカフェ「TSUCHI」が開業しオープンテラス席も設置されている。
- 1Fにはカフェ「TSUCHI」
- 2Fには「レストラン ユラユラ」「カフェラウンジ コアガリ」
- 11Fに「レストラン ハフ」
- 20F「雲雲 KUMO KUMO」
隈研吾氏がデザインした「スターバックスコーヒー大宰府天満宮参道店」(筆者撮影)とデザインが似ていると思う。
2019年11月(南東から撮影)
2019年11月(南面低層階を撮影)
南側に駐車場入り口が設置される。
2019年11月
2019年11月
正面に立体駐車場、右折するとホテルエントランス(出口)にでいる。
2019年11月(ホテルエントランス)
2019年11月(西面を撮影)
2019年11月(南から撮影)
フロア構成
建物は地上19階建だが、13階フロアはなく最上階は20階となる。
20階 | チャペル、アトリウム、バーラウンジ、パーティールーム |
12-19階(13階はない) | 客室150室(ダブル30平米 126室・ツイン25平米15室・スイート80平米 9室) |
11階 | フロント、ロビー、レストラン(宿泊者専用) |
10階 | ブライダルサロン |
9階 | 宴会場 |
8階 | 宴会場 |
7階 | 宴会場 |
6階 | チャペル、フォトスタジオ |
5階 | 宴会場 |
4階 | 美容室、男女更衣室 |
3階 | 宴会場 |
2階 | レストラン「ユラユラ」、カフェラウンジ「コアガリ」 |
1階 | エントランスホール、カフェ、コンビニ、駐車場 |
地下1階 | エステサロン |
歌舞伎座(東京 筆者 撮影)
東京の歌舞伎座も隈研吾氏設計だが、最高部は普通のオフィスビルようになっている。
しかし、「ロイヤルクラシック大阪」の最高部は「旧歌舞伎座の屋根」のようになっている。
東京の歌舞伎座は高さ145mで地上からは最高部が見えにくい。しかし、大阪の場合は高さ約86mで地上から見えるためかもしれない。
ここに隈研吾氏のこだわりがあると思う。