2023年11月(南東から撮影)
信和不動産(大阪市)は、大阪市中央区道頓堀の「ニュージャパンなんばビル」跡地のうち2,001㎡を取得し、30階建の複合ビルを開発する。
参照 信和不動産
2023年11月現在、駐車場のままで、動きは見られない。
2022年11月(南東から撮影)
1年前の2022年11月から変化はない。
土地買収の経緯
「旧ニュージャパンなんばビル」の土地(約2,500㎡)を、リーガル不動産が取得し、東側(500㎡)と西側(2,000㎡)に分筆し、信和不動産が西側の2,000㎡を取得したとされる。
出典 信和不動産
アクセスは場所は、Osaka Metro「なんば駅」、近鉄・阪神「大阪難波駅」から徒歩2分、JR「難波」駅から徒歩6分という好立地。
信和不動産「道頓堀二丁目開発」
名称 | 信和不動産「道頓堀二丁目開発」 |
所在地 | 大阪市中央区道頓堀二丁目12番1(他7筆) |
用途 | 複合ビル |
敷地面積 | 2,001.46㎡ |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
容積率 | 500%(当ブログ調べ) |
階数 | 地上30階 |
アクセス |
|
地図
2023年11月(南から撮影)
2023年11月(北から撮影)
今後の予想
信和不動産のHPを見ると、今回の買収について下記のように記載されている。
- 観光地として不動の人気を誇る「道頓堀」ですが、国内観光客はもちろん、「Osaka Free Wifi」が整備されるなど、訪日外国人観光客が快適に観光できる環境になっています。
- 関西国際空港から南海難波駅まで直通約45分です。
- 大阪グルメを楽しめる「なんば」、ショッピングを楽しめる「心斎橋」、歴史を感じることのできる「大阪城」にもほど近く、まさに大阪の中心と言えるでしょう。
当ブログの予想
「観光」というキーワードが繰り返し出てくることから、ホテルを主体とするる「30階建て複合ビル」の可能性が高いと思う。
しかし、開発予定地は、やや変形敷地で敷地面積も約2,000㎡とやや小規模であることから、隣接地を買収して整形地にし、敷地面積も拡大したいのではないか?
また、開発予定地周辺には休憩用ホテルが多く、高級マンションや高級ホテルの立地として相応しくない。
しかし、2031年春に開発予定地から徒歩2分のJR難波駅からJR大阪駅まで「なにわ筋線」が開業する予定で、それに向けて周辺の再開発の動きがある。
したがって、2031年春の「なにわ筋線開業」を目途に開発する方針ではないか?
建設工期を3年~4年とすると、2027年~2028年頃に着工かもしれない。
以下は過去写真
2022年4月(南東から撮影)
2022年4月(南から撮影)
2022年4月(東から撮影)
2022年4月(北から撮影)
大阪市中央区道頓堀の「旧ニュージャパンなんばビル」は、2019年3月31日に営業を終了した。その後、解体工事が完了し、駐車場として運用されている。
旧ニュージャパン難波店解体工事概要
施設名 | 旧ニュージャパン難波店 |
所在地 | 大阪市中央区道頓堀2-3-28 |
敷地面積 | 約2,160㎡ |
階数 | 地上9階・地下1階 |
解体 | 大和ハウス工業 |
解体完了予定 | 2020年7月 |
- 「ニュージャパンなんばビル」(サウナと飲食店)は築60年と老朽化し、2019年3月31日に閉館した。
- 2019年7月、リーガル不動産が100億円弱でニュージャパン観光から取得したと報道された。
以下は過去の情報です。
解体工事現場に掲示されている広告「YANUSY(ヤヌシー・家主)」はリーガル不動産とZUUが共同で運営する「賃貸不動産のオーナー向け情報サイト」で、本物件も投資用不動産として再開発されると思われる。
大阪市内ではビジネスホテルが多数建設されているが、訪日外国人向けの3人~4人対応のキッチン付きコンドミニアムは少ない。したがって、客室面積30㎡~50㎡の長期滞在用の投資用コンドミニアムなどになるのではないか?