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大阪市人口50万人減少したから衰退とはドーナツ化現象を知らない人

2018/04/23

大阪市都心(西梅田)

某ブログを見ていると大阪市の人口が「1965年の316万人」から「1995年の260万人」と50万人減少したから、大阪が衰退していると書いてあった。

このブロガーは都市化すると都心にオフィスや商業施設が建設され、住宅が人口が減少し空洞化する「ドーナツ化現象」を知らないようだ。

小学生でも知っている常識だが、勉強のできない子は、間違ったことを平気でブログに書く時代になったなあ。

 

大阪市と東京都区部の人口推移

都市名 大阪市 東京都区部
1965年 316万人 889万人
1995年 260万人(-56万人) 797万人(-92万人)

同時期の東京都区部の人口推移をみると「1965年の889万人」から「1995年の797万人」と92万人も減少している。

東京の中心人口が92万人減少したから東京は衰退しているのだろうか?

また、東京都千代田区の人口は2017年現在60,681人しかいない。たった6万人しかいないから東京都千代田区は衰退しているのだろうか?

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三大都市圏においては、昭和40年代から50年代にかけて、ドーナツ化現象が進み、東京23区等では、人口は転出する一方だった。

しかし、最近では、地価下落等による都心部におけるマンション供給の著しい増加等を背景に、東京23区内への転入が超過しており、その数も年々増加している。

同様の現象は名古屋市、大阪市においても見られ、名古屋市では14年より4年連続、大阪市では13年より5年連続で転入超過が進み、三大都市圏において「都心回帰」が進んでいると言える。

引用 国土交通省 http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h18/hakusho/h19/html/i1121000.html

国土交通省も、昭和40年代から50年代にかけ、東京、大阪、名古屋の3大都市でドーナツ化現象により、人口が減少したが、最近では逆に3大都市の都心人口が増加に転じたと分析している。

 

主要都市人口推移


あべのハルカス(大阪市)

面積平方キロ 1950年 1960年 1970年 1980年 1990年 2000年 2010年
大阪市  223 196万人 301万人 298万人 265万人 262万人 260万人 267万人
東京都区部  619 539万人 831万人 884万人 835万人 797万人 813万人 895万人
横浜市  437 95万人 138万人 224万人 277万人 318万人 343万人 369万人
名古屋市  326 103万人 159万人 204万人 209 万人 212万人 217万人 226万人
京都市  828 110万人 128万人 142万人 147万人 142万人 147万人 147 万人
神戸市  552 77万人 111万人 129万人 137万人 143万人 149万人 154万人

東京都区部の面積は619平方キロで大阪市の223平方キロの2.8倍だ。

大阪市の人口を2.8倍すると747万人となり、東京都区部の895万人と比較してそれほど少ないわけではない。

近年、東京都区部の人口が増加しているのはバブル期よりも地価が低下し、都心のタワーマンションに住むことが多くなったことが原因だ。

そもそも、世田谷区は、大阪で言うと豊中市(人口40万人)と同じような郊外の住宅地であって、オフィス街ではない。

 

昼間人口(通勤、通学人数を含む)で比較

昼間人口
東京都区部 1,207万人
大阪市 356万人
横浜市 342万人
名古屋市 256万人
札幌市 197万人
福岡市 167万人
京都市 161万人
神戸市 157万人

昼間人口では大阪市は356万人となり横浜市よりも多くなる。

中之島付近(大阪市)

 コメント

横浜市の人口は369万人、大阪市は267万人で、横浜市の方が人口は多い。しかし、面積は横浜市は437平方キロで、大阪市は223平方キロと横浜市の面積は大阪市の2倍だ。

2倍も面積が違うのを同列で比較しても意味がない。大阪市を中心に横浜市と同じ面積の周辺市の人口も合計しないと正確は比較はできない。

昼間の人口では、大阪市は356万人、横浜市は342万人と逆転する。しかも、横浜市の面積は大阪市の2倍なのに、大阪市の方は昼間人口が多い。

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