2025年秋開校予定「森之宮新キャンパス」
2023年5月9日、大阪府は大阪公立大学の授業料の「完全無償化(所得制限なし)」に向けた制度の素案を公表した。
2024年度から段階的に開始し、2026年度には全員の無償化を想定する。
- 2024年度:4年生のみ完全無償化(所得制限なし)
- 2025年度:2年~4年生を完全無償化(所得制限なし)
- 2026年度:1年~4年生を完全無償化(所得制限なし)
現在は所得制限を設けており、対象拡充に必要な財源は約30億円と見込む。
引用 日経新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF20BP20Q3A120C2000000/
大阪府大・市大 条件付き授業料無償化(2020年度から)
- 2020年度から大阪府民で世帯年収590万円未満の場合、大阪府大・大阪市立大の学生は「入学金」と「授業料」が全額無償となる。
- 世帯年収590万円~910万円未満の場合も、子供の数によって1/3支援~全額無償となる。
- ただし、入学の3年前から大阪府内に居住する府民が対象。
当ブログまとめ
世帯年収 | 子供1名 | 子供2名 | 子供3名以上 |
590万円未満 | 全額無償化 | ||
590万円~800万円未満 | 1/3支援 | 2/3支援 | 全額無償化 |
800万円~910万円未満 | 免除・軽減なし | 1/3支援 | 2/3支援 |
910万円以上 | 免除・軽減なし |
「大阪府は大阪府立大学と大阪市立大学に2020年度から入学する学生に対し、府内に3年以上居住する年収590万円未満の世帯を対象に入学金と授業料を無償化する。」
引用 大学ジャーナル https://univ-journal.jp/28955/
大阪公立大の入学金と授業料(2022年4月開学)
大阪府民(入学日の1年以上前から居住) | 大阪府民以外 | |
入学金 | 282,000円 | 382,000円 |
授業料 | 535,800円 | |
4年間の総額(当ブログ試算) | 2,425,200円 | 2,525,200円 |
- ただし、変更の可能性もあります。
- 「大阪府民用の入学金」は自動的に適用されるのではなく、「所定の手続きを行い、認定される」ことが必要。
- 「大阪府民及びその子」とは、入学者本人もしくは入学者本人と同一戸籍にある父又は母が、入学日の1年以上前から引き続き大阪府内に住民票を有する者。また、日本国籍を有しない者も同一の要件。
- その他、学修用個人ノートPCの準備に係る費用や、学域学部・学類学科等によって諸費用等が必要となります。
- 参照 大阪公立大 https://www.upc-osaka.ac.jp/new-univ/admissions/ug/exam_info/fee.html
大阪府・大阪市・公立大学法人大阪は、2022年4月に「大阪府立大」と「大阪市立大」を統合し「大阪公立大学」を設立・開学した。
名称 | 大阪公立大学 |
英語表記 | Osaka Metropolitan University |
設置準備本部 | 大阪市阿倍野区旭町1-2-7 |
前身大学 | 大阪府立大・大阪市立大 |
学部と大学院 | 1学域11学部/大学院15研究科 |
1学年の学部生定員数 | 2,850名(大阪大・東大に次ぎ全国3位) |
学生数(学部生+大学院生) | 約16,000名(公立大として最大規模) |
開学 | 2022年4月1日 |
- 2025年4月には大阪城の東側の大阪市城東区に「森之宮新キャンパス」を開校する。
- 初代学長は、現在の大阪府立大の「辰巳砂 昌弘 学長(64歳・専門ガラス科学)」が選出された。
- 2020年10月に文部科学省に大学設置認可申請し、2021年8月に認可された。