新神戸トンネル延伸、港島トンネルと直結、神戸空港アクセス改善へ2030年頃完成か?

神戸市は2022年度、新神戸トンネルをポートアイランドに延ばす事業に着手する。

参照 神戸新聞 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202202/0015047997.shtml

 

(出典 神戸市)当ブログで加工

現在、新神戸トンネルは三宮の南側の国道2号線付近に地上出入口があるが、これを南へ約1km延伸し神戸港港島トンネルと直結する計画。

完成すれば、新神戸・三宮から、ポートアイラド方面(神戸空港)や、現在建設中の阪神高速「大阪湾岸道路西伸部」への接続が改善される。

総事業費については公表されていないが、2015年に開通した首都高速中央環状品川線(9.4km)の事業費は3100億円で1km当たり約330億円だった。

したがって、本事業の総事業費も300億円~500億円となる可能性がある。

工期については不明だが、阪神高速「大阪湾岸道路西伸部」の開通は2030年頃と予想されており、本事業もその頃には完成するのではないか?

 

関経連の松本正義会長は、神戸空港の国際化の条件として「空港アクセスの改善」と「国際線ターミナル建設」を上げている。

本事業が「神戸空港の国際化のためのアクセス改善策」であるならば、神戸空港の国際化は本延伸事業の完成後(当ブログ予想2030年頃)になるかもしれない。

ただ、空港アクセス改善であるならば、公共交通機関のアクセスも改善する必要があり、本道路を利用する自動運転バスなども必要ではないか?

また、神戸市はウォーターフロントに次世代型路面電車(LTR)の建設も構想しており、2つの事業の総工費は合計500億円~700億円になる可能性がある。

さらに神戸空港新国際線ターミナルの建設費を200億円とすると、神戸空港の国際化のための費用は最大1000億円近くになるのではないか?

そもそも、神戸空港の飛行ルートは西方向に離陸、西方向から着陸するので、1日の発着回数の上限は100回~120回と予想されている。

現在の発着枠1日80回はすべて国内線で利用されている。そこから逆算すると、国際線は残りの発着枠20回~40回(10往復~20往復)となる可能性がある。

もし、神戸空港の国際化のための費用が1000億円ならば、1日10往復~20往復の国際線の運航本数で費用対効果があると言えるのだろうか?

 

関西3空港懇談会 開催

2022年1月13日、関西の自治体、民間空港会社、商工会議所、国土交通省などが「関西空港・大阪空港・神戸空港」の役割を話し合う「関西3空港懇談会」が大阪市内で開催された。

しかし、神戸空港の国際化については進展していない。(関経連)松本会長が国際化の条件として「空港アクセス改善」と「国際線ターミナル建設」について、神戸市側から具体的提案がなかったことが理由と思われる。

(関経連)松本会長は「万博もあり、関西の活性化もあり、次回(の懇談会)にも神戸空港の国際化をどうするかということは真剣に話し合う必要があり、空港へのアクセスも含めて神戸市から話があると思っている」と神戸市への期待を述べた。一方で「国際空港だからターミナルを作る必要もある」(中略)「神戸市も重要なポイントをクリアしないといけない」と強調した。

引用 神戸経済ニュース https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-10266.html

一般的に、自治体の予算は前年の夏頃から策定することが多い。したがって、2022年度の事業計画は2021年夏~秋に公表されるはずだ。

しかし、本事業は2022年2月にいきなり浮上してきた。2022年1月13日の「関西3空港懇談会」の1か月後であることを勘案すると、神戸空港国際化のための「アクセス改善策」の比重が強いのではないか?

うがった見方をすれば、神戸市は2021年夏頃までに本計画を立てていたが「関西3空港懇談会」で公表すると「神戸空港国際化のために数百億円で空港アクセスを改善する」という意味になり、市民からの反対が予想される。

そのため、市民から反対されないように「神戸空港国際化とは関係が薄い」ような形・時期に公表したのではないか?

 

神戸空港国際線ターミナル計画発表は2025年10月か?

神戸市長選挙は2021年10月31日に投開票された。その直前の2021年10月5日に神戸市長はJR西日本社長と都市機構西日本支社長を従え記者会見し「JR三ノ宮新駅ビル建て替え」を発表した。

神戸市長が次の2025年秋の神戸市長選挙に出馬するのであれば、また市長選直前に再開発計画を発表するのではないか?

「神戸空港国際線ターミナル建設」ならば、市長選へのアピールとして十分と思われる。

国際線ターミナルの工期は5年あれば十分なので、2025年に発表してすぐに着工すれば、2030年頃完成する「新神戸トンネル延伸」に間に合う。

そうなると、やはり、神戸空港国際線は2030年頃かもしれない。

 

阪神高速大阪湾岸線西延伸部

路線図(出典 神戸市)

「阪神高速大阪湾岸線西延伸部」は、阪神高速5号湾岸線(六甲アイランド北出入口)からポートアイランドを経由して西(神戸市長田区駒栄)へ14.5km延伸するもの。

計画では6車線(3車線+3車線)、設計速度は80km/hで、完成時期は着工後10年と予想される。

ポートアイランド付近(出典 神戸市)

 

大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)

区間神戸市東灘区向洋町東~神戸市長田区西尻池町
延長14.5km
構造規格第2種第1級
設計速度80km/h
車線数6車線(片側3車線+片側3車線)
総事業費5,000億円
工期着工から10年

出典 阪神高速

 

2018年11月(筆者撮影)

ポートアイランド内では、ポートライナー中公園駅から海側へカーブして、駐車場になっている土地に6車線の高架道路が建設される。

 

2018年11月(ポートアイランドを南方向に撮影)

ポートアイランド1期部分の南端まで行き、そこから西にカーブして、神戸港を橋で超える。

ポートアイランド内の建設予定地は、駐車場などになっているので意外と早く建設されるかもしれない。

 

「六甲アイランド」と「ポートアイランド」間の橋

湾岸線延伸部分のうち、六甲アイランドとポートアイランドの3kmは2本の橋で接続する。

大型客船が橋の下を航行できるように、橋は海面から高く建設される。

  • 西側 新港航路 海面から高さ65.7m
  • 東側 灘浜航路 海面から高さ54.6m

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